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興梠、岡田監督御前弾で“森本の壁”超える!

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 鹿島アントラーズの日本代表FW興梠慎三が、19日のアウェー神戸戦で代表生き残りを懸けてゴールを狙う。

 19日付のスポーツニッポンによると、日本代表のオランダ遠征(31日~9月10日)ではカターニア(イタリア)FW森本貴幸が初招集されることが決定的。FW陣の中で厳しい立場に立たされる興梠は、日本代表の岡田武史監督が観戦する一戦で、5試合ぶりのゴールを決めアピールをするという。

 オランダ遠征メンバーは20日の会議を経て28日に発表予定だが、既に岡田監督はセリエAで昨季7得点の森本を招集することを明言している。今回招集されるFWは5人程度。最終予選でエースとして活躍した玉田圭司、大ブレーク中の岡崎慎司、MFも兼ねる大久保嘉人は当確。森本の加入によって、興梠は残りの1枠を矢野貴章らと争うことになるという。

 興梠は「チームで活躍しないと(日本代表に)呼ばれないと思うし、そういうところでいいプレーをしないとね。頑張らないといけない」とアピールを誓った。興梠は森本より2歳年上で、ユース世代では同じチームでプレーしたことはないが、因縁がある。

 北京五輪最終予選でメンバー入りしていた興梠だったが、本大会2カ月前の08年6月12日のカメルーン戦を最後に招集されなくなった。逆に森本は08年5月のトゥーロン国際大会から五輪代表に呼ばれ、そのまま本大会のメンバー入りを果たした。興梠は森本に押し出され、反町ジャパンを去った形だ。落選後に「五輪よりW杯を目指す」と語った興梠に、再び“森本の壁”が立ちはだかる?

森本、9月オランダ遠征で日本代表初選出へ


(文 近藤安弘)

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