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[全日本ユース選手権]F東京U-18が激戦区を首位突破

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[9.19 全日本ユース(U-18)選手権1次R最終戦 静岡学園高 1-5 F東京U-18 西が丘]

 高円宮杯第20回全日本ユース(U-18)選手権は19日、1次ラウンドの最終戦を行い、グループFで2位のFC東京U-18(関東1)は静岡学園高(東海2)に5-1で快勝。激戦区で首位突破を果たした。
 
 昨年優勝の浦和ユース、全国高校総体準優勝の米子北高、そして5年連続出場の東海の雄・静岡学園高が同居した激戦区を首位で勝ち抜いたのは、“やはり”優勝候補の筆頭・F東京だった。この日はU-18日本代表のエース・重松健太郎と守護神・崔創喜が出場停止。2トップの一角・山口潤も左足の負傷で欠場した。敗れれば1次ラウンド敗退の可能性もある中で主力3人が不在。危機的な状況で迎えた一戦だったが、F東京の別格だった。
 
 対戦した静岡学園は今大会ここまで2戦2敗だったが、今回は仙台カップ出場のために不在だったU-18日本代表DF加藤大介と出場停止だったU-18日本代表候補MF深澤大地が復帰し、今大会初めてベストの布陣。MF戸高弘貴やFW森田隆廣ら個々のキープ力の高さを生かしてボールをつなぎ、攻め込もうとした。だが、F東京はフィジカルとプレー精度、判断力の高さで相手を完全に上回る。
 静岡学園の球際でのプレッシャーが緩かったこともあり、多少パスがブレても正確なトラップと身体の強さで全くボールを渡さない。そして代役先発となったFW三田尚央とFW前岡信吾の2トップが相手CBに圧力をかけて競り合いで次々と勝利。また司令塔・山崎直之がドリブル、キープ、そして守備でも抜群の存在感を見せるなど試合の流れを自らへと傾けた。

 序盤から主導権を握ったF東京は前半11分、MF梅内和磨の左クロスにMF星暢哉が頭から飛び込む。このこぼれ球を前岡が右足で蹴りこみ先制した。そして32分にはPAで右クロスを受けた梅内がシュートフェイントでPKを獲得。これを三田が決めて2-0とリードを広げる。
 前半シュート1本に終わった静岡学園は後半開始から深澤とU-17日本代表FW鈴木健太を下げて、1年生MF秋山一輝と快足FW廣渡剛太を投入。また前半劣勢だったCBに身体の強い右SB鈴木隆太郎を移して流れを変えようとした。だが、後半13分に加藤が2枚目の警告を受けて退場してしまう。10人となって逆にパスがつながりだした静岡学園は局面を崩す場面が増えだすが、F東京はU-18日本代表の平出涼と松藤正伸の両CBが抜群の安定感で決定機をつくらせない。
 そしてF東京は22分にMF年森勝哉が貴重な追加点。30分には左サイドを破ったU-18日本代表DF阿部巧のラストパスを前岡が詰めて勝利を決定付けた。

 静岡学園は37分、右サイドで粘った廣渡が獲得したPKを森田が右足で決め、その後もあきらめずに攻撃を仕掛けたが、F東京は43分に梅内が決めて5-1で試合を締めた。「この(激戦区の)グループが決まった時に絶対1位を取るという目標があった。いい形で次へ進めると思う」と倉又寿雄監督も讃える戦いぶりで、優勝候補は16強へ駒を進めた。

<写真>前半11分、先制ゴールを決めたF東京U-18・前岡(奥右)を梅内(奥左)が祝福。手前では山崎(右)と年森(左)も先制ゴールを喜ぶ
(取材・文 吉田太郎)
高校サッカー・全日本ユース2009

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