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日本vsスコットランド 公式練習後の選手コメント

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 日本代表は9日、10日のスコットランド戦に向け、試合会場の日産スタジアムで公式練習を行った。左肋軟骨骨折で離脱したFW玉田圭司(名古屋)を除く27選手が参加。前日8日の香港戦(6-0)に先発した10人と前半途中から出場したMF松井大輔(グルノーブル)は軽めの調整で切り上げた。
以下、練習後の選手コメント

●FW森本貴幸(カターニア)
「チャンスがあったら、仕事ができるように。どれだけできるか。自分の持ち味を出していきたい」
―高い位置からプレッシャーをかけなければいけないが?
「プレッシャーをかけることは向こうでも言われているし、大きく変わったことはない」
―戦術理解はできた?
「まだまだだけど、最初よりはできている」
―香港戦では岡崎がハットトリックしたが?
「すごいと思います」
―攻守の切り替えの部分は?
「最初よりは全然良くなっているし、もっとよくなると思う」
―FW争いも激しいが?
「まだまだ初めて来たので。毎日練習して、自分のいいところを出せるように心がけている。自分のことを分かってもらう。それだけを考えて、毎日練習している」

●FW前田遼一(磐田)
―クロスから入れる練習をしている。
「やっぱり、岡崎はうまいですね。(自分も)そこから点を取りたい」
―あすの試合ではどういうプレーを?
「シュートをいっぱい打ちたいです。9日が誕生日? 28歳になりました。記念のゴールを取ります」

●FW岡崎慎司(清水)
―疲れは?
「ありますけど、大丈夫です」
―一夜明けて振り返ると? ゴールのコツをつかんだ?
「つかんだとかはない。もっと点が取れたと思う。速いクロスに合わせることをやっているが、強い相手でも、取れないところにボールが入れば(点が取れる)。自分たちがあわせればいいだけだから。世界の強いクラブではこれをやっているし、もっとクロスに入っていけるようにしたい」

●FW佐藤寿人(広島)
「とにかく残り2試合で目に見える結果を出して、しっかりアピールしていきたい。香港戦ではゴールに絡むところはあったけど、自分が取らないと。とにかく監督の期待に応えたかった」

●MF石川直宏(F東京)
「準備はしている。短い時間だったけど、周りの選手とコミュニケーションを取って、練習できた。楽しみですね。まだどれぐらいの時間、どれぐらいのチャンスがあるかは分からないけど、楽しみです」
―戦術は理解できてきた?
「自分の目指している攻守の切り替えとか、かなり意識してやらないと。やれることをやって、そのベースの上で、自分が求めている得点やチャンスメイクをしていきたい。やることを整理して、試合に入っていきたい」
―昨日の試合はスタンド観戦だったが?
「自分が(代表に)入ったときにどうしようというイメージは正直、今まではなかったけど、昨日の試合を見て、求められていることは(レベルが)高いということが分かったし、かなり刺激を受けた。時間のことを考えず、その中で精一杯チャレンジして、ゴールに絡むプレーをしたい。(スタミナを)持たせようとして、中途半端にプレーするよりは最初から全力でいきたい」
―最後のシュートのところに力を残せなくなるかもしれないが?
「そういうのはある。自分がゴールするために力を使うことも大事。ただ、やってみないと分からない。どれぐらいの力が残っているのか、どれぐらいの力が必要なのか。疲れている中での精度を上げる必要もあるかもしれないし、やってみないと分からない」
―動けばパスが出てくる感じがある?
「ありますね。楽しみです。走れば出てくるイメージはある」

●MF中村憲剛(川崎F)
―短い時間だったけど、試合をやったばかりだが?
「やれる準備は個人的にしているつもりだし、大丈夫だと思う。20分だけだったし、昨日は見るだけだったので、日数は空いたし、コンディションは問題ないと思う」
―昨日の試合を見た感想は?
「クロスのところの入り方に迫力もあったし、ボールの質も意識してやっている感じだった。外と中がイメージを合わせる感じがあった。自分も狙っていきたい。ゴール前に人数をかけないと、(得点の)確率は上がらない。1人より3人いれば確率は上がるし、続けていきたい」

●MF本田圭佑(VVV)
―スコットランドのイメージは?
「よく分からない。正直。ビデオも見ていない。イメージとしては体がデカイ、イメージ。1点差くらいの勝負になると思っている。ボール際とかも簡単には勝てないんじゃないかと思う」
―スコットランド戦に向けて。
「前の試合(香港戦)はいい形で終わってるので、メンバーが変わっても勝ちたい。内容にもこだわりたいけど、それ以上に勝ちたい」
―どういう試合をしたい?
「メンバーは変わるけど、いいところを出してやりたい。ちょっと荒くなるかもしれないけど、随所に面白い場面が出せれば。俊輔の変わりに中盤を仕切る? オレはどっちかというと、ゲームを作るプレーヤーじゃない。誰もしなかったら下がったりして、やらいといけないかもしれないけど、あまり参加しないほうがいいと思っている。自分の持ち味はゴールに絡むこと。下がると自分の良さがでない」
―周囲との連携面は?攻撃の仕方は?
「どこでリスクを負うのか(攻めに転じるのか)が、課題になる。試合が始まってから、フィーリングをつかみたい。相手の出方に合わせてやって、攻撃していきたい」
―FKは蹴る?
「自分で狙えるところはいく。ただ、ケンゴ君(中村憲剛)もいるので。いけると思う位置はいかしてもらう。向こうが打ちたい場面もあるだろうから、位置を見て決めたい」

●MF橋本英郎(G大阪)
「香港よりは強い相手だとおもうので、しっかりとやりたい。サブのメンバーは試されていると思う。先発メンバーはある程度固定されてて、いままでは、(先発組が)強いチームとやっていた。今度は強いほうとやる。どの程度やれるか、監督も見ていると思う」
―どういうプレーを心がけるか?
「(ボランチ)はヤット(遠藤保仁)と長谷部で固まっていて、ある程度、動きも固まっている。そそこを意識してやりたい。同じことをやるのではなく、自分のプレーをする。そこ(遠藤と長谷部)を意識しずぎると、やりにくいし、気持ちが重くなる。自分自身がうまくなるチャンスだと思ってやる。若いときは、ヤットやイナ(稲本)がスタメンで出てて、彼らのプレーをやろうとしたところがあったが、それをやると向上しにくい。自分の持ち味を出すようにしないといけない。それをして、イナやヤットのようなプレーもできればいいと考えるようになった」

●DF岩政大樹(鹿島)
―試合に出たらどんなプレーをしたい?
「まず入ってみて、自分のコンディションをいろいろ考えたい。いつもと変わらない。自分のやることを整理して試合に入るだけ。何かやろうとすると、無駄な力が入る。できるだけ力を抜いてやりたい」
―オランダで出番がなかったが、より馴染むこともできた?
「時間が解決してくれることもある。自分は人見知りせずにズケズケと入っていけるタイプじゃないし、時間は必要だった。(9月のオランダ遠征から)時間がたって、また少し緊張したけど、力を抜いてやれれば。自分としてはどれだけ無駄な力を抜いてプレーできるか。それを考えている」

●DF岩下敬輔(清水)
「くさびを入れたり、縦に入れるチャンスがあれば、そこで自分の良さを出したい」
―センターバックと左サイドバックどちらも可能性があるが?
「とにかくピッチに立ちたいし、与えられたポジションで持ち味を出して、求められていることも出したい。コミュニケーションを取るようにして、積極的にやりたい」
―代表は刺激になる?
「チームに帰ってから感じることだと思うし、やっぱりチームに戻って試合で結果として出さないといけない。レベルが高いので、自分のできるところ、足りないところを整理して、その中で自分の良さを出せれば」

●DF内田篤人(鹿島)
「いつも通りやることをやるだけ。国際試合に簡単な試合はない。少しでも気を抜けばやられる。お客さんもたくさん入るみたいだし、いい試合をしたい」

(取材・文 西山紘平、近藤安弘)

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