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鹿島-G大阪の大一番をトルシエ氏が観戦へ

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 鹿島アントラーズは28日、優勝の可能性がかかるホームガンバ大阪戦を迎える。その大一番に何と、元日本代表監督で、現FC琉球総監督のフィリップ・トルシエ氏が観戦に訪れるという。

 28日付のスポーツ報知によると、あくまでも試合観戦の一環のようだが、それを伝え聞いたMF小笠原満男が気合を見せている模様。「赤鬼」とまでいわれたトルシエ氏と小笠原は、しばしばぶつかることが多かった“天敵”。ユース世代などまだ20代前半だった頃、小笠原は口数が少なくおとなしかったため、「自分を表現しろ!」などと怒鳴られることが多かった。

 U-23日本代表の中東遠征では、気持ちを面に出さないことから強制帰国を命じられたこともある。報道によると、当時は「何でサッカー以外のことでこんなに怒られなければいけないのか」と思ったそうだが、今では「何だかんだで自分を評価してくれて代表に呼んでくれた人」と恩を感じているという。そんな小笠原は今や、チームを引っ張る存在になった。

 小笠原とMF本山雅志にとっては、優勝すればJリーグ史上最多の6度目となる。トルシエの前で決め、成長した姿を見せたいところだ。

(文 近藤安弘)

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