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岡田監督が小笠原と個別会談、「彼に注文することはまったくない」

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 岡田武史監督が、鹿児島・指宿合宿で初招集したMF小笠原満男(鹿島)と個別面談を行ったことを明かした。28日に宿舎の監督部屋の横にあるミーティングルームで約25分間、合宿中の紅白戦を撮影した映像を見ながら2人きりで話し合ったという。

 小笠原は「まず自分のイメージを聞いてもらった上で、このチームはこうだからこうしようとか、そういう話。全部が全部前に急ぐんじゃなくて、落ち着かせるところがあってもいいと思うし、それはどうですかと聞いたら“やっていい”ということだった」と振り返り、チームのコンセプトと自分のプレースタイルを上手く融合するためにも有意義な時間だったようだ。

 「自分のやり方は鹿島のやり方だし、こっちのやり方に合わせないといけない。このチームのやろうとしていることは分かったので、あとは自分がどれだけできるか。ここまでのところは分かったつもりなので、あとは試合で出すだけ」

 驚くべきスピードで岡田ジャパンのコンセプトを理解するなど順応ぶりを見せている小笠原だが、宿舎では積極的にリラックスルームに顔を出し、食事のたびに席も変えてさまざまな選手とコミュニケーションを取るなどチームに溶け込むための努力を惜しんでいない。これには岡田監督も「素晴らしい取り組み方をしてくれているし、彼の姿勢はチームにいい影響を与えてくれている。彼に注文することはまったくない」と賛辞を送っていた。

(取材・文 西山紘平)

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