日本代表は4日、6日開幕の東アジア選手権に向けて千葉県内で練習を行った。冒頭以外は報道陣を閉め出しての非公開練習で、課題になった攻撃面の修正に着手した。
以下、練習後の選手コメント

●FW岡崎慎司(清水)
「ベネズエラ戦が終わったとき、動き足らなかった。試合勘がなくて、どこ行っていいか分からなくて、動いてなかった。動けてないというより、動いてなかった。一発を狙うより、チームのために動く。チームのための動きを狙っていきたい」

●MF小笠原満男(鹿島)
―非公開練習で何を確認した?
「非公開の内容はしゃべれない。サイドを使うのもひとつだし、それだけじゃない。少しずつ自分らしさを出していければと思うけど、まずチームありきで、ちょっとずつ臨機応変にやっていきたい。自分だけでもダメだし、チーム戦術だけでもダメ」
―サイドチェンジが少ないと話していたが?
「狙ったときもあったけど、(逆サイドの選手が)準備していないところもあった。全体的に逆を見る意識がないから、そのへんはどうかなという話はしている。逆サイドにスペースがあるなら、そこを使う選手、そこに出す選手がいてもいい。1つに固執しないで、いろんな攻め方ができれば。ショートパスの意識が強すぎる。それプラス、大きな展開があってもいい。そういうのはボランチの方がやりやすい」
―ベネズエラ戦で一区切り?
「1日1日で区切りはない。W杯はすぐそこ。1日1日、1試合1試合やっていくだけ。ただ、W杯には出たい。悔しい思いしかしてない。02年は出てないし、06年は出たけど、勝てなかった。喜べる大会にしたい」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―非公開練習では?
「確認がメイン。次の試合に向けてやるべきことの確認」
―監督は中盤の組み合わせを考えると話していたが?
「それは監督に聞いてください。どういうメンバーであれ、やることは一緒。ほとんどずっと一緒にやってきたメンバー。一昨日できなかったことをしっかり中国戦でできるようにしたい。改善していかなければならないし、アジアレベルでは圧倒しないといけない。1試合やってコンディションも上がって、試合勘も少しずつよくなると思う」
―小笠原との連係は?
「(小笠原)満男の持ち味をもっと出してあげられれば。次の試合でももっと生かせるようにやりたい」

●MF中村憲剛(川崎F)
―監督は東アジア選手権でメンバーを入れ替えながら戦うと言っていたが?
「選手としてはみんな目の前の相手に勝つことで必死。セレクトするのは監督だから。個人的にはこないだの課題を消化して、もっとよくしていきたい」
―ミーティングではどんな話を?
「ボールを持っている選手に対してのサポート、動きが少なかった。1人1人が自分のプレーをやるだけで、ローテーションしながら受ける動きとかがなかった。動きの範囲が狭いというか、動きが小さかった」

(取材・文　西山紘平)