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02年の熱狂をもう一度…代表の人気低迷に小笠原は「寂しい」

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[2.9 練習試合 日本代表10-0中央大]

 もう一度、あの熱狂を――。3年半ぶりに代表復帰したMF小笠原満男が人気低下の著しい日本代表の現状に対し、危機感を口にした。

 1321日ぶりの代表戦出場となった2日のベネズエラ戦(九石ド)は観衆2万7009人。都内に戻って行われた6日の中国戦(味スタ)は観衆2万5964人とさらに減った。空席の目立つスタンドは、超満員に膨れ上がることが当然だったかつての代表戦を知る男にとっては驚きでもあった。

 「寂しいなとは思います。02年のW杯のときは国中が応援してくれて、与えてもらったパワーは計り知れなかった。もう一度あの雰囲気を、国中が応援してくれるような空気を取り戻したい」

 W杯イヤーを迎えてもなかなか盛り上がらない代表モード。自分たち選手にも、その責任の一端があると考えている。「僕らには魅力あるサッカーをする義務がある。また試合を見たいなと思わせるようなサッカーをしたい」。11日の香港戦はボランチでの先発が濃厚。2戦連続ノーゴールのうっ憤を晴らし、内容でも結果でも観客を魅了するサッカーを見せるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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