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日本vs中央大 練習試合後の選手コメント

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[2.9 練習試合 日本代表10-0中央大]

 日本代表は9日、千葉県内で中央大と練習試合(15分2本、25分2本)を行い、10-0で勝った。
以下、練習試合後の選手コメント

●FW平山相太(F東京)
―無回転のミドルシュートを決めた。
「たまたまです。思い切り蹴っただけです」
―ループシュートは狙った?
「バッチリっす。流れ的にループかなと思った」
―4得点を奪った。
「ゴール前で冷静にできた。自分でいくという気持ちでプレーした。今日くらい冷静にできると、絶対に点が取れると思う」
―ゴールが取れていないプレッシャーはあった?
「そういうのは背負いすぎないでやった。あわてないで、落ち着いてゴール前でプレーするようにしました」
―3本目が終わったあと岡田監督から指示を受けていたが。
「2トップ(もう一人は佐藤寿人)の2人の動き方を言われた。並ぶことが多かったので、前後の関係になるように動こうと」
―香港戦へいいアピールになった?
「いいアピールになったかは分からない。一日一日を集中して、アピールしていきたい」
―香港戦ではゴールがほしい。
「ゴールを取れるようにチーム全体で奪いに行きたい」

●FW岡崎慎司(清水)
「とりあえず点が入ったのでよかった。攻撃のリズムを変えていかないと、体も動かない。まだまだ動けないといけないし、まだまだエンジンがかかっていないけど、その中でもやれることはある。プレッシャーの中でやることが自分の成長につながると思う。2試合やって、コンディションではなく、感覚的な問題。連続して動けてないというか、1拍置いてサッカーをしていて、相手に分かりやすくなっていた」
―大会中に練習試合をやるのはめずらしいが?
「体が動けるようにということとイメージづくりだと思う」

●MF小笠原満男(鹿島)
―大会中の練習試合だったが?
「いいんじゃないですか。試合が一番楽しいし。ただシュート練習しているよりは、戦術的な話もしやすい。このタイミングでやってくれたのはありがたかった」
―練習試合のテーマは?
「今までやってきたこと。この2試合点が取れてないので、ゴール前の持って行き方とか。ゴールだけじゃないけど、試合を通してビルドアップからゴールまでどう持っていくかとか、攻守の切り替えとか。ここで練習試合をやった方がいいという判断だったんじゃないですか」
―攻撃でいろんな形を出したいと話していたが、今日はできた?
「サイドを割ったり、裏を通したり。相手のレベルは関係ない。そういう意識でやるのが大切」
―最近の代表戦はスタンドにも空席が目立つが?
「寂しいなとは思います。02年のW杯のときは国中が応援してくれて、与えてもらったパワーは計り知れなかった。もう一度あの雰囲気を、国中が応援してくれるような空気を取り戻したい。僕らには魅力あるサッカーをする義務がある。また試合を見たいなと思わせるようなサッカーをしたい」

●MF中村憲剛(川崎F)
―1本目のあとに監督が指示を出していたが?
「この相手ならボールを持って考える時間もあるけど、プレッシャーが早くなればそこでつぶされる。くさびに入って落として裏を狙うというのは大事な緩急のひとつ。そこらへんが無意識にできるようにしたい。FWに当てて落としても、裏に走っていないと攻撃がつまる。ラインが高い相手に対して裏を狙うのは普通だし、ラインを下げさせてこそボールも回せる。2列目とかトップが裏に抜けることが大事」
―練習試合の意図は?
「試合勘もあるろうし、ポンポンポンと、もっとオートマチックにできるようにということだと思う。ポンポンまでは来たけど、最後、裏に突き抜けるような動きがない。そこが大事だから」
―オフ明けの難しさがある?
「数をこなすのがシーズン序盤は大事だし、みんなが勘を取り戻すには試合数が多い方がいい。シーズン最初は苦労したというか、去年も難しかった記憶がある。こうやって試合をやることで戻せればいいかなと思う」

●MF金崎夢生(名古屋)
「試合からちょっと離れていたので、よかった。最後の方は試合勘も取り戻せた。しっかり動いてコンディションを少しでも上げられたらと思っていた。攻撃の切り替えはよかったけど、守備の切り替えが遅いところもあった。そこは高めていきたい」

●DF中澤佑二(横浜FM)
―大会期間中の練習試合だったが?
「試合勘が戻っていない選手もいるということで練習試合になったと思う。選手たちの中でもう一度思い出すというか」
―監督はテンポを上げるようにと指示したようだが?
「前の2試合はテンポが上がらない時間が長かったというのも課題だったと思う。ただ、ずっとテンポが高いと疲れるし、どこかで抑えて、今だというところの選手間の呼吸を高めていく必要がある」
―小笠原と話をしていたが?
「プレスをかけるとき、小笠原がボランチからあまり前に行き過ぎると、相手の2トップがフリーになって守備で後手を踏むという話をした。ボランチの1人は行ってもいいけど、1人は僕らの近くにいないと、くさびが入ったときに相手を挟めない。1回でボールを取ろうとしちゃってる。今なら1回で取れても、上手いやつがいると無理。2回、3回といくにはポジションをしっかり取って、ある程度回させといてやらないと、なんで取れないんだよって空気になる」
―闘莉王が積極的に上がっていたが?
「前が点を取れないということでストレスもあるだろうし、彼が前に上がることで必ずチャンスにもなる。(内田)篤人とかヤット(遠藤)とかと、しっかりマネジメントすればピンチにはならない」

●DF田中マルクス闘莉王(名古屋)
「勝たないといけないと思っているけど、だれかの責任でもないし、みんな一生懸命にやっている。この2試合は反省もあるし、受け止めてやっていかないと」
―積極的に攻撃参加していたが?
「こういう中でもタイミングを見つけながらどんどん上がっていってもいい。守備は2試合とも無失点。これからはプラスアルファで攻撃に力を入れるようにもやっていきたい」

(取材・文 西山紘平、近藤安弘)

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