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2/12A代表練習後の選手コメント

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 日本代表は12日、14日の韓国戦(国立)に向け、千葉県内で練習を行った。前日11日の香港戦(3-0)の先発メンバーと後半開始から出場したFW平山相太は宿舎内で軽めの調整。残り11人が練習に参加し、右ひざ痛で香港戦を欠場したFW岡崎慎司と、同じく体調不良だったDF長友佑都も練習に合流した。
以下、練習後の選手コメント

●FW岡崎慎司(清水)
―練習前のミーティングではどんな話を?
「目標はW杯で、その通過点として韓国に勝つことが大事だと。今集中するのは韓国に勝つこと。周りの声もあるけど、今年はそれを背負ってやっていきたい。今は自分が取らなきゃという気持ちに変わってきている。何があっても受け止めて、勝つためにやらないといけない」
―韓国戦に向けては?
「とにかく点が取れれば。自分は点を取っていないので、はじめの1点が大事。自分が出ている試合も何もできてなかった。もっと上手くならないといけないし、点を取るためにやっていかないと。サッカーをやっているときが一番楽しいし、充実している。懲りずにゴールを目指したい」
―韓国と対戦したことは?
「ないです。初めてです」
―イメージは?
「球際とかも強い。中国と似たイメージ」
―韓国に対する意識は?
「ありますね。磐田のイ・グノとか、同じFWとしてすごいなと思う。簡単に点を取れちゃうので」

●FW佐藤寿人(広島)
「とにかく韓国に勝つことだけ考えたい。何点取るとか、得失点差のことは考えないでやりたい。終わってみて、いろんな結果で優勝できるかどうかは分かるけど、とにかく勝たないと意味ない。勝てば2勝1分で、悪くない結果。本大会に向けてやっていくことが大事だし、東アジア選手権のタイトルを取りたいから闘莉王をずっと前線に上げっ放しとか、それは自分たちのサッカーじゃないし、W杯にもつながらない」

●MF稲本潤一(川崎F)
―昨日試合をやって疲れは?
「30分しか出ていないので、そんなに疲れはない。いいコンディションでいけると思う」
―香港戦を振り返ると?
「前半は向こうが11人で引いている中で、点を取る難しさがあったと思う。でもゴール前で迫力ある展開もあった。決め切れていればもっと点も取れる試合だったけど、3点取ったのは評価できると思う」
―流れの中からのゴールがなかったが?
「結果としてしっかり出せたのはよかった。チャンスに決め切れないのは実力不足、調整不足というのもあると思うけど、チャンスはつくっていたし、それほど問題ではない」
―中国と勝ち点で並んでいる状況だが?
「得失点差を気にしないで、韓国に勝つことが大事」
―韓国戦に特別なものは?
「個人としてはそれほどないけど、周りの人には特別なものがあると思う。両方に優勝を狙うチャンスがあるし、激しい試合になると思う。両国がライバル関係にある。力も均衡しているし、お互いが競い合ってレベルが上がるような試合にしたい。タイトルもかかった試合だし、厳しい試合になる」
―W杯に出るチーム同士の試合という意味では?
「強化という意味ではいい強化になる。韓国は前回、中国に負けて、僕らと違ったプレッシャーが監督にも選手にもあると思う。必死で来ると思うので、僕らもタイトルがかかっているし、その勢いにのまれずに自分たちのサッカーをしたい」
―香港戦は1ボランチでの出場だったが?
「簡単にはたいて人とボールが動くことを意識した。闘莉王が上がる時間が多かったので、そのカバーとか。ヤット(遠藤)を前に行かせる意識でやった」
―自分の評価も上がったのでは?
「あれだけ引かれて攻める気がない相手はほとんどない。それが自分の評価になるかと言われると、難しい」

●DF長友佑都(F東京)
―体調は戻った?
「もう大丈夫です。普通にできました。下痢? 止まりました。体重もほとんど落ちていない。韓国戦に出られるよう頑張ります」
―熱は出た?
「38度5分くらいでました。きのうも37度くらいあったけど、朝になったら下がりました」
―体重は落ちた?
「ほんのちょっとです。1kgくらい? いや、そこまで落ちていません。お粥とうどんを食べてました」
―香港戦はテレビ観戦?
「久しぶりに外から見るので、ちょっとファンの気持ちで見ようと思った。感想? 前半は相手が引いていて、やりづらそうだと思った。そこは選手の目線になっちゃった。貪欲にシュートを狙っていくというのもあってよかったと思う。遠目からでもゴールを目指していくのが大事」
―初の韓国戦ですが。
「学生のころから、韓国との試合は見ている。若い世代でもライバル意識はある? ありますよ。(フランスW杯予選での)山口さんのループシュートがすごく印象に残っている。韓国は激しいというイメージがある。もちろん、技術や戦術は大事だけど、一番は気持ちだと思う。韓国はフィジカルも強いので、自分がやってきているフィジカルの面で勝負したい」
―韓国戦は得失点差をつけないと優勝できないかも?。
「優勝したいけど、そういうのを考えずに、韓国を倒すことに集中したい。対面の相手に負けないようにプレーしたい」

●DF岩政大樹(鹿島)
―なかなか出番がこない。
「試合に出られなくてもやることは変わらない。出られないからといって、モチベーションが落ちるわけではないです。ここで出られなかったらもう終わりとか、そういうことは思っていない。自分にはまだ伸びしろがあると思うし、仮にW杯に出られなくてもサッカー人生が終わってしまうわけではないから。正直、いつ出られるかはわからないけど、やることは変わらないです」
―練習でアピール?
「代表で練習をやってきて、できることが少しずつ増えてきている。鹿島と代表とでは、やるサッカーは違うが、このチームでも鹿島でやれているようなことができるようになっている。やっていることが近い部分もあるので」

(取材・文 西山紘平、近藤安弘)

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