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加地に代表復帰を要請?

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 08年5月に日本代表から引退したガンバ大阪のDF加地亮に対し、代表復帰を要請することを検討していることが分かった、と19日付の日刊スポーツが報じている。

 右サイドバックの主力を担うDF内田篤人(鹿島)が体調面に不安を抱えていることもあり、06年のドイツW杯での実績もある加地が代表スタッフの間で存在感を高めているようで、関係者は「内田の状態が決して良くないことから、1月くらいから加地に注目しているようだ。(代表)スタッフからも(加地を)推す声は高まっている」と明かしている。

 しかし、加地は08年5月にクラブの活動に専念したいとして代表引退を表明している。直前の東アジア選手権で岡田武史監督が当時19歳の内田を右サイドバックに抜擢し、加地を本職ではない左サイドバックで起用し続けた経緯もあり、ここに来ての復帰要請は常識的には考えられない。

 加地自身は「そんな話はないので、僕としてはコメントのしようがない。何も言えません」と話し、西野朗監督も「本人は相当な決断をした。仮にそういう話があったとしても、本人がどうするか。一度は決めたのだから、そう簡単ではない」と指摘。障害は大きいが、本気で復帰を要請するのであれば、岡田監督がどこまで誠意を見せられるかも重要になりそうだ。

(文 西山紘平)

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