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昇格候補の甲府が苦しみながらも待望の初勝利

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[3.20 J2第3節 岐阜0-1甲府 長良川]

 ヴァンフォーレ甲府が苦しみながらも初勝利を挙げた。試合を通して主導権を握りながらDFダニエル、FW松橋優のシュートがともにクロスバーに弾かれるなど決定機を生かせない。

 このままスコアレスドローかと思われた後半39分、途中出場のFW片桐淳至が大仕事をやってのけた。FW金信泳の右クロスに合わせる決勝点。待望の今季初勝利をもたらした。

 昨季は最終節で惜しくもJ1昇格を逃した。内田一夫監督に代わった今季は昇格の有力候補と見られながら、開幕戦は福岡に1-3で敗れ、第2節も水戸と1-1ドロー。思わぬ出遅れとなっていた。

 片桐は試合後のインタビューで「みんなの中で去年の気持ちから抜け出せていない感じがあって、自分が入って流れを変えられたらと思っていた。こういう結果を出せて満足している」とコメント。遅ればせながら甲府がようやく新シーズンのスタートを切った。

(文 西山紘平)

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