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代表入りもささやかれる、ドルトムント躍進のカギにぎるアルゼンチン人

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 1997年にCL制覇を成し遂げて以来、欧州サッカー界で低迷を続けているドイツ・ブンデスリーガのドルトムント。しかし、今シーズンのドルトムントは今後の躍進を期待させるような魅力あふれるサッカーが安定して実践できている。

 このチームの躍進の鍵となっているのは、25歳、アルゼンチン出身のFWルーカス・バリオスである。シーズン前には、ブレーメンが獲得に乗り出すなど、多くのチームから注目を集めた選手だが、3月17日発売の週刊スポーツビルド誌では、このバリウスにスポットを当てている。
 同誌は「今シーズン、バリウスは15ゴール5アシスト、現在チームを4位に引き上げる原動力となり、さらに、アルゼンチンサッカー協会は、彼に注目している」と続けている。

 本人は「アルゼンチン国内で、みんなが僕のことを話題にしているのは知っているよ。この調子を、維持すればきっとチャンスは来るはず。代表チームへの扉は開かれるよ!」とコメントしている。
 まだ代表歴のない彼だが、同誌の中で「夢は代表チームでプレイすること。(その代表には)メッシとイグアインがいるからね、競争は大きいけどね」と発言。
 ボカ・ジュニアーズ時代はマラドーナのもとでプレイした経験を持つ同選手だが「マラドーナが、僕の試合にきてくれるとは思わないけど、彼のアシスタントチームがきてくれると信じてる!」と期待を持ってプレイしていることを明言。

 とにかくシュートが上手い選手である。4位ドルトムントと3位レバークーゼンの勝ち点差はわずかに5点。バリウスの活躍次第でドルトムントが久々に欧州CLの舞台に返り咲くかもしれない。

(文 福岡正高)

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