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香川がサポートメンバー辞退も

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 7月のドルトムント(ドイツ)移籍が決まったセレッソ大阪のMF香川真司が南アフリカW杯のサポートメンバー入りを辞退する可能性が出てきた。

 W杯登録メンバー23人から漏れた香川だが、日本サッカー協会の原博美技術委員長は17日に発表するサポートメンバーに香川を選出することを明言。サポートメンバーに選ばれれば、21日開始の代表合宿に参加し、南アフリカまで帯同して紅白戦などの練習要員となるが、欧州移籍を控える香川が難色を示した格好だ。

 14日付のスポーツ報知によると、香川は「練習をしたい。そこですね、一番は。自分の時間で練習できたら、(ドルトムントのスケジュールに)合わせやすい。僕の気持ちはクラブに伝えました」とコメント。欧州移籍に備えて国内でコンディションを万全に整えるため、クラブを通じて日本サッカー協会に辞退の意向を伝えるつもりだ。

 原技術委員長は「帯同しているということは、国内にいるメンバーより、23人に入れる確率は高い」と指摘するが、そのためには23人にケガ人が出ることを願わなければならない。「焦ってはいない。場合によっては、香川本人と直接、話をすることもある」と説得を続ける考えだが、選手側のこうした反応は当然と言えそうだ。

(文 西山紘平)

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