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本田頼んだ!いざカメルーン戦へ日本の命運握る1トップ

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 さあ、出陣だ。14日のグループリーグ初戦でカメルーンと対戦する日本代表は13日、試合会場となるブルームフォンテーンのフリー・ステイトで公式練習を行い、最終調整を終えた。

 岡田武史監督は練習後、公式会見に出席。運命の第1戦を前に「やるべきことはすべてやってきた。選手たちが今の持てる力をすべて出し切れるような試合をさせてあげたい。そうすれば結果も付いてくる」と決意を述べた。

 すべてはMF本田圭佑に託された。3ボランチの4-5-1システムを採用するカメルーン戦。1トップには本田が入る。10日のジンバブエとの練習試合で30分間、試運転しただけの“ぶっつけ本番”だが、もはや本田の個の力に頼るしかなかった。

 この日24歳の誕生日を迎えた本田はミックスゾーンで立ち止まることなく、歩きながら取材に対応。わずかなコメントしか残さなかったが、試合に向けて集中力を高めていた。

 「いよいよ始まるんだなという気はしているし、すごくリラックスしている。明日はいい試合になるんじゃないかなと思う。楽しみです、個人的に」

 先発メンバーはジンバブエ戦の1本目がベースになりそうだ。4-5-1の1トップに本田。右サイドに松井大輔、左サイドに大久保嘉人が入り、中盤は阿部勇樹をアンカーに遠藤保仁、長谷部誠がトリプルボランチを組む。

 5月24日の韓国戦(0-2)での完敗を受け、同30日のイングランド戦(1-2)で初めて導入したアンカーシステム。迷走を重ねてきた岡田監督だが、最後は守備重視の現実的なサッカーにたどり着いた。

 これまでエースとして君臨してきた岡崎慎司は周囲から生かされるタイプ。中盤からつないでいくパスサッカーなら、その良さも生きるが、カウンター主体の攻撃でロングボールが増えれば、中央で体を張り、ボールキープできる選手が必要になる。

 本来なら23人のメンバー発表の時点で、カウンターサッカーに適した人材も選出しておくべきだったが、それももう“あとの祭り”。タフな役割の1トップに耐えられる選手は、本田しかいなかった。

 4月7日のセルビア戦(0-3)から国際Aマッチ4連敗中の岡田ジャパン。その間、奪った得点はDF田中マルクス闘莉王のセットプレーからのゴールしかない。「どうやって点を取るのか?」と聞かれた岡田監督は「ゴールはどのチームもなかなか取れないし、課題になっている。我々もそう。今大会を見ていても、セットプレーとカウンターからの得点が多い。我々もセットプレーと、攻めていて(取られたあとに)前線で取り返して速攻から狙っていきたい」と答えるしかなかった。

 試合はもう明日に迫っている。もう打つ手はない。ここまで来たら、選手がどこまで開き直ってカメルーンにぶつかることができるか。そして、わずかな運が日本に向くことを祈ってやまない。

<写真>運命のカメルーン戦。1トップで先発濃厚となった本田圭佑

(取材・文 西山紘平)

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