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[高校MOM251]清水ユースMF石原崇兆(3年)_“スーパーゴール”で魅せる

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.12 JFAプリンスリーグ東海1部 名古屋U-18 2-2 清水ユース]

 魅せたのは後半16分のことだった。清水エスパルスユースMF石原崇兆はボール処理にもたつく相手DFから自陣でボールを奪うと、前に出ていたGKの位置をよく見て、センターラインを越えた瞬間にロングシュートを放つ。ボールはGKの頭上を破って、ワンバウンドでゴール左に吸い込まれた。

 残念ながらこのゴールは決勝点にならなかったが、この試合における彼の動きは非常に利いていた。「技術が高いし、彼の魅力は1対1で勝負が出来るところ」と大榎克己監督が語ったように、ボールを持つと果敢に勝負を仕掛け、サイドでイニシアチブを握ると、エースMF柴原誠とポジションチェンジをしながら、バイタルエリアでも効果的なプレーを見せ、攻撃を活性化させた。

 しかし、「まだ仕掛けが足りない。どんどん仕掛けて欲しい」と指揮官が注文をつけたように、暑さもあってか、まだ体のキレは万全とは言えなかった。仕掛ける姿勢は見られただけに、よりサイドアタッカーとして脅威を与えるために、もっと仕掛けていきたいところ。現状に満足せず、武器であるドリブルに更なる磨きをかけていってほしい。

(取材・文 安藤隆人)

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