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スロベニアvs.アメリカ プレビュー

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[6.18 10年W杯GL・C組 スロベニアvs.アメリカ エリス・パーク]
※日本時間23時00分開始

 10年W杯グループリーグC組のスロベニア対アメリカが18日、ヨハネスブルクのエリス・パークで行われる。

 初戦でアルジェリアを1-0で退け、勝ち点3でこのグループをリードするスロベニア。今回のアメリカ戦に勝利すれば、早くも決勝トーナメントへの進出を決めることができる。同国史上初のW杯勝利を挙げたアルジェリア戦ではサイドから崩されかける場面があったが、マルコ・シュレルボスティアン・セサルの両CBが最後のところで決定的な仕事をさせず、また守護神・サミール・ハンダノビッチの安定した守備がチームを落ち着かせた。欧州予選でチェコやロシアといった強国を封じ込んだ彼らからゴールを奪うことはやはり安易なことではない。スロベニアはグループリーグの最終戦でイングランドとの対戦が残すだけに、今回も持ち味の堅守から結果を残し、優位な状況で最終戦を迎えたい。

 一方、優勝候補の一角、イングランドから勝ち点1をもぎ取り、評判どおりの実力を発揮したアメリカ。MFクリント・デンプシーの同点ゴールは相手GKのミスによるものだったが、イングランドを序盤の1点に封じ込み引き分けたチームがグループリーグ突破の有力候補であることは間違いない。イングランドFWヘスキーとの接触で胸部を負傷し、出場の有無が懸念されたGKティム・ハワードはスロベニア戦も出場することができる見通しだ。ハワードらアメリカ守備陣はイングランドにシュート18本を放たれたが要所を締めて2点目を許さなかった。得意のカウンター攻撃のほか、MFバルテル・ビルサとMFロベルト・コレンのミドル弾でゴールを狙うスロベニアも得点することは困難か。 
 アメリカの攻撃陣では違いをつくることのできるタレント、MFランドン・ドノバンの存在感が絶大。イングランド戦でも彼が何度も相手守備陣を慌てさせる場面をつくっていた。アメリカは勝利のためには必須となる10番の活躍と初戦では不発に終わった期待の20歳FWジョジー・アルティドールらFW陣の爆発で、初対戦となる堅守・スロベニアを打破して勝ち点3を手にしたい。

(文 吉田太郎)
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