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アメリカは終盤の猛攻で追い付く、スロベニアは決勝T一番乗りならず

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[6・18 10年W杯GL・C組 スロベニア2-2アメリカ エリス・パーク]

 10年W杯は18日、エリス・パークでGL・C組第2戦のスロベニア-アメリカ戦が行われ、2-2の引き分けに終わった。

 勝てば決勝トーナメント一番乗りとなるスロベニアは4-4-2システム。GKはサミール・ハンダノビッチで4バックには右からミソ・ブレツコマルコ・シュレルボスティアン・セサルボヤン・ヨキッチ。中盤はロベルト・コレンとアレクサンデル・ラドサブリェビッチを中央で、右にアンドラス・キルムで、左にバルテル・ビルサ。トップのミリボイェ・ノバコビッチの相棒には今大会初先発となるズラタン・リュビヤンキッチが入り、第1戦先発のズラトコ・デディッチはベンチスタートとなった。

 一方、アメリカも4-4-2システム。GKティム・ハワード。DFラインは右からスティーブ・チェルンドロジェイ・デメリットオグチ・オニェウ、カルロス・ボカネグラ。中盤はマイケル・ブラッドリーと今大会初先発のフランシスコ・トーレスがダブルボランチを組み、右MFランドン・ドノバン、左MFクリント・デンプシー。2トップはジョジー・アルティドールロビー・フィンドリーで、第1戦先発だったボランチのリカルド・クラークはベンチスタートとなっている。

 試合は前半13分、スロベニアがラドサブリェビッチの縦パスを受けたビルサのミドルシュートで先制。同42分にはノバコビッチのスルーパスに抜け出したリュビヤンキッチが追加点を決めて、リードを2点に拡げた。

 後半に入るとアメリカはフィンドリーとトーレスに代えてベニー・ファイルハーバーモーリス・エドゥを投入。攻撃陣にテコ入れすると、開始早々の後半3分、チェルンドロの縦パスに抜け出したドノバンがゴール至近距離から豪快にシュートを決めて1点差に詰め寄る。さらに同37分、ドノバンのロングフィードからアルティドールが頭で落とすと、走り込んできたブラッドリーが足先で押し込み、同点に追いついた。

 さらに攻勢を強めるアメリカは同点から3分後、右サイドで得たFKからドノバンがゴール前にクロス。これをエドゥが合わせてネットを揺らすも、直前のプレーでファウルがあったとされてゴールは取り消された。

 結局、試合は2-2のまま終了。この結果、スロベニアは暫定ながら首位を維持。次節は23日にイングランドとGL突破を懸けて対戦する。一方、土壇場で追いついたアメリカは、同日の最終戦、アルジェリアとGL突破を懸けて対戦する。

<写真>同点ゴールを決めたアメリカ代表MFブラッドリー
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(文 宝田雅樹)

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