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[総体]桐光学園、鹿児島城西、静岡学園・・・実力派の生き残り合戦を勝ち抜くのは?:Dブロック展望

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平成22年度全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」展望
【Dブロック】
[札幌一、静岡学園、鹿児島城西、市立浦和、桐光学園、徳島北、佐賀北]

 高い組織力で相手を上回る桐光学園(神奈川)とU-19日本代表MF鮫島晃太を中心に攻撃力の高い鹿児島城西(鹿児島)、そして初出場ながら実力は全国トップクラスの静岡学園(静岡)と有力校の揃うブロックとなった。

 昨年、2年生レギュラー8人で全日本ユース選手権16強へ進出した桐光学園はライバルたちにとって嫌な存在だ。高精度の左足を持つCB福森晃斗からの一発のパスと、MF菅能将也を起点としたダイレクトのパスワークで相手守備網を打開する巧さも兼ね備える。そして大会屈指のGK峯達也も擁する守備陣の堅さも今大会上位。優勝争いの一角といえる実力派だ。

 ただライバルたちもハイレベル。鮫島、FW林諒彦のホットラインを中心に激戦区・鹿児島県大会決勝で4ゴールを奪った鹿児島城西の攻撃力は本物。また静岡学園は伝統のショートパスとドリブルによるラテン系サッカーで相手ゴールへ波状攻撃を仕掛ける。MF大島僚太やFW篠原研吾といった実力派の攻撃タレントに加え、大型ストライカーの鈴木健太が負傷から復帰。今年のチームは珍しく勝負どころでの強さも兼備しており、初出場初優勝する可能性は十分にある。

 埼玉2位の市立浦和はゲームメーカーのMF森崇が注目の存在。2年連続全国4強の佐賀東を県決勝で撃破した佐賀北も侮れない存在だ。ともに2度目の出場となる札幌一(北海道1)と徳島北(徳島)は強豪撃破を目指す。

(文 吉田太郎)

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