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横浜FMは小野→松田の“16歳差コンビ”で勝利。しかし小野が負傷・・・

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[8.7 J1第17節 仙台0-1横浜FM ユアスタ]

 横浜F・マリノスは“16歳差コンビ”の奮闘でゴールを決め、仙台に1-0勝利。3試合ぶりの勝ち点3をつかみ、暫定9位に浮上した。

 この日、17歳FW小野裕二が2試合ぶりに先発復帰し、33歳の元日本代表松田直樹がリーグ戦初先発を果たした。起用がズバリ当たり、この“16歳差コンビ”が試合を決めた。

 前半12分、左サイドからのショートCKでMF中村俊輔がクロスをいれ、ファーで小野が競り勝って落とすと、これに松田が反応して右足を一閃。若手の躍動感とベテランの意地が合わさりゴールネットに突き刺さった。

 その後、横浜FMは小野が競り合いで体勢を崩して転倒し腰を強打。前半41分で退くアクシデントがあったほか、11試合勝ち星がない仙台に押される場面もあった。それでも、ボランチを務めた松田やDF中澤佑二、4試合ぶりに先発復帰したDF波戸康広らベテランがしっかりと守り、何とか無失点で逃げ切った。

 試合後のテレビインタビューで松田は「もっと努力していかないといけないと思う。これからも(先発で)使ってくださいと、監督に言います」と満足げな表情を浮かべた。横浜FMによると木村和司監督は「仙台が、こんなに暑いとは思わなかったですけどね。本当に、選手はよく頑張ってます。その頑張りで勝たせてもらいました。松田が点を取りましたが、そういうベテランの働きも、頼もしく思います」と称えた。

 小野の負傷状況は、大怪我ではないようだが、指揮官は「あれは、ファウルじゃなかったんだろうか? 選手を壊してもらいたくないというか。たぶん強い打撲」と憤りをみせ、「まあ、これもひとつの経験でしょう。それを乗り越えていって、できれば早く点を取ってスッキリしてもらいたい」と奮起を期待していた。

(文 近藤安弘)

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