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名古屋は683日ぶり首位。闘莉王「ブーイングは心が痛かった」

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[8.14 J1第18節 名古屋3-1浦和 豊田ス]

 名古屋グランパスが18節目で首位に立った。2008年の10月1日に鹿島にその座を奪われて以来、683日ぶりの“奪回”だった。

 浦和を相手に古巣戦に燃えていた田中マルクス闘莉王の先制弾、玉田圭司の2得点と主役たちがゴールしての勝利だっただけに、勢いに乗れそうだ。闘将は試合後、三都主とともに浦和サポーターに挨拶に出向き、ブーイングを浴びたが、15日の中日スポーツによると、そこには、さまざまな思いがあったようだ。

 「すばらしいサポーターにきちんとあいさつしないといけないと思った。本当に尊敬している。わかってほしいのは、僕が(浦和を)出たかった訳ではなく、必要ないと言われたこと。ブーイングは心が痛かった」

 「浦和のサポーターに対してこういう状況(若手を多用すること&優勝戦線から遠ざかっていること)は非常に失礼。上がしっかりしない限り良くならない」

 尽きない浦和への愛着を示すとともに、新天地・名古屋での飛躍を期す思いがうかがえる。古巣を相手に“けじめの一発”を決めたが、闘莉王の“悲願達成”は、さらに先にある。

(文 近藤安弘)

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