負けても首位で余裕? ピクシー「優勝争いが面白くなってきた」
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[8.18 J1第19節 川崎F4-0名古屋 等々力]
ある意味、後腐れのないほどの大敗だった。苦手の川崎Fに0-4と大敗を喫した名古屋グランパスのストイコビッチ監督だが、その口調は実にサバサバしていた。
「前半はサイドから多くのチャンスを作って、とても良かった。4点は取られ過ぎだと思うけどね」
中断明け以降は、すっきりしない内容ながら個の力で勝利を重ねてきた。ところが一転、この日は攻撃の形が明確だった。左右両サイドバックが攻撃に絡み、3トップの両翼もよく機能した。先に点が入っていれば結果はまったく逆になったかもしれないような迫力のある攻撃には、首位チームならではの貫録すら漂っていた。
加えて、選手たちは暑さ、連戦という“敵”に対してもしっかりファイトしている。
指揮官の口から「マギヌンやケネディが(ペナルティーエリア内で)倒されても笛がならなかったが、それは負けた言い訳ではない。川崎はクリーンな勝利を収めた」と余裕を感じさせるコメントが出てくるのは、メンタルを含めたチームの成長を肌で感じているからだろう。
「きょう負けたことでタイトル争いが面白くなった。5、6チームが争っている」と言い、ニヤリと笑みを浮かべた。
<写真>名古屋ストイコビッチ監督
(取材・文 矢内由美子)
[8.18 J1第19節 川崎F4-0名古屋 等々力]
ある意味、後腐れのないほどの大敗だった。苦手の川崎Fに0-4と大敗を喫した名古屋グランパスのストイコビッチ監督だが、その口調は実にサバサバしていた。
「前半はサイドから多くのチャンスを作って、とても良かった。4点は取られ過ぎだと思うけどね」
中断明け以降は、すっきりしない内容ながら個の力で勝利を重ねてきた。ところが一転、この日は攻撃の形が明確だった。左右両サイドバックが攻撃に絡み、3トップの両翼もよく機能した。先に点が入っていれば結果はまったく逆になったかもしれないような迫力のある攻撃には、首位チームならではの貫録すら漂っていた。
加えて、選手たちは暑さ、連戦という“敵”に対してもしっかりファイトしている。
指揮官の口から「マギヌンやケネディが(ペナルティーエリア内で)倒されても笛がならなかったが、それは負けた言い訳ではない。川崎はクリーンな勝利を収めた」と余裕を感じさせるコメントが出てくるのは、メンタルを含めたチームの成長を肌で感じているからだろう。
「きょう負けたことでタイトル争いが面白くなった。5、6チームが争っている」と言い、ニヤリと笑みを浮かべた。
<写真>名古屋ストイコビッチ監督
(取材・文 矢内由美子)