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揺れる新監督問題、交渉難航で10月までずれ込む可能性も

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 難航している日本代表の新監督問題だが、19日付の報道各紙によると、日本サッカー協会の小倉純二会長は18日、後任人事問題が最悪の場合は10月までずれ込む可能性を明かした。

 現在、原博実・強化担当技術委員長が海外で交渉中だが、難航している。小倉会長は「9月の2試合は代行監督に任せ、新監督には10月から指揮を執ってもらうということはあり得る。大事なのは2014年(ブラジルW杯)なので焦らないで待ってほしい」と説明した。

 これまでの報道を総括すると、元ポルト監督のビクトル・フェルナンデス氏を筆頭に、前マジョルカ監督のグレゴリオ・マンサーノ氏ら3人の候補に絞って交渉していた模様。だが変化があるようで、小倉会長は「出入りはあります。最初の3人は大好きな人だった」と、新たな候補者をリストアップしたことも認めた。これ以上、難航するようなら、海外での交渉がひとまず打ち切られる可能性もあるという。

 新生日本代表は9月4日に国際親善試合のパラグアイ戦(日産ス)、7日に同じくグアテマラ戦(長居)を行う。その後は10月8日に国際親善試合(相手未発表、アルゼンチンが候補)が予定されている。このままだと、9月の2試合は原技術委員長が代行指揮を執る可能性がありそうだ。

<写真>南アフリカW杯、6月24日のデンマーク戦でのひとコマ

(文 近藤安弘)

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