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[SBS杯]「打ったら入る」U-19代表FW永井、世界から2戦連続2発!!

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[8.22 SBS杯第2日 U-19日本代表 4-1 U-19ガーナ代表 藤枝総合]

 「打ったら入る感じ。この感覚が終わったら恐い」。スペインを2ゴールで沈めたU-19日本代表のFW永井龍(C大阪、写真右)が再び2発でガーナからの勝利をもたらした。前半22分、GK川浪吾郎(柏)のフィードにFW杉本健勇(C大阪)が競り勝つと誰より早くDFラインの背後へと飛び出していた永井が右足でゴールを破る。チームメイトでもある杉本と肩を組んでゴールを喜ぶとさらに2-1の前半終了間際には強烈な右足シュートで再びガーナゴールを陥れた。

 好調の秘訣について「ゴール前までは自分でやろうとせずに任せてゴール前で仕事すること」と説明した永井。崩しやラストパスを担当するのではなく、フィニッシャーとして最後の一刺しを狙い続けていることがよい方向へ向かわせているのだという。結果を出し続けている永井について布啓一郎監督は「永井は運動量、走力のある選手。昨日、今日はラインの裏をとる動きができていたと思う。この2戦は彼の持ち味が出ていた」と評価した。

 3月のアメリカ遠征で肉離れを起こし、帰国後再発も経験。昨年のAFC U-19選手権予選では日本のトップスコアラーだったが、4ヵ月以上も代表からの離脱を強いられた。だが「やっちゃったものはしょうがない」と体作りを一からやり直し、そして満を持して代表復帰。そして早速ゴールラッシュを見せている。「プラスに考えるとケガもよかった」と笑い飛ばした永井。G大阪で着実にゴール数を伸ばしている宇佐美貴史や重松健太郎(F東京)ら前線のポジションはU-19代表で最激戦区だが、ここへ実績あるストライカーが絶好調の状態で帰ってきた。

(取材・文 吉田太郎)

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