イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部相当)のレスターに完全移籍すると報じられている浦和レッズMF阿部勇樹が25日に渡英し、26日にも正式契約のためのメディカルチェックを受ける状況にあることが分かった。

　23日のスポーツ報知によると、阿部は22日に浦和の練習場で「ジェフ(市原、現千葉)にいたときから目標にしてやってきたので、オファーは素直にうれしかった。(プレミア昇格という)目標に向かっているチームだし、やれたらなと思う」と海外挑戦の意志を表明。年俸150万ポンド(約2億円)の条件提示をしてきているというレスターに対し、22日に代理人であるロベルト佃氏が緊急渡欧し、23日にも最終交渉が行われる模様だ。

　シーズン途中の移籍となるが浦和は、本人の意思を尊重する方針で違約金が移籍交渉の障害にならないよう阿部を後押し。阿部にとって、悲願の欧州挑戦が間もなく現実のものになろうとしている。

(文　吉田太郎)