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中京大中京FW宮市、アーセナルと5年契約へ

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 中京大中京高(愛知)のU-19日本代表FW宮市亮(3年)が、イングランド・プレミアリーグの名門アーセナルから来季入団の正式オファーを受けていたことが分かった、と31日のスポーツ報知が報じている。宮市は今月1日から13日まで同チームの練習に参加していたがアーセン・ベンゲル監督から「ここがお前の家だ。早く戻ってこい。英語も勉強しておけ」と高い評価を受け、5年の長期契約を提示された模様。本人も近日中に入団同意書にサインする意向で、実現すればプレミアリーグと契約した初の高校生選手となる。

 宮市は50m走5秒台の快足から繰り出すドリブル突破が持ち味。昨年ナイジェリアで行われたU-17W杯ではそのスピードで海外のDFを振り切るなど、脅威の身体能力を披露した。また183cmと長身で自らゴールを奪う形、技術も兼ね備える。

 注目のタレントに対しては国内では鹿島や浦和、地元・名古屋が獲得に乗り出し、アヤックス(オランダ)やミラン(イタリア)など海外の強豪クラブも熱視線を送るなど、その進路が注目されていた。最終的にはアヤックスとの争奪戦になっていたが、「向こうより必ず10ポンド多い(=高く評価する)金額を提示する」というアーセナル側の熱意に決意を固めたという。

 正式な契約は18歳になる12月14日まで結べないため、近日中にサインするのは入団を同意する仮契約になる模様。アヤックスの練習中に左足を骨折したが、契約には問題ないようだ。

(文 吉田太郎)

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