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ザッケローニ新監督が初の視察、「若い選手を見れてよかった」

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[9.1 ナビスコ杯準々決勝第1戦 F東京1-1清水 味スタ]

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ新監督が国内の公式戦を初めて視察した。2日前に正式契約を結び、前日に就任記者会見を終えたばかりの新指揮官は原博実技術委員長、関塚隆コーチとともに味の素スタジアムを訪れ、試合後に報道陣の取材に応じた。

 「やっと日本の試合を生で見ることができてうれしい。平日のカップ戦ということだったが、スタジアムの雰囲気もどんどんよくなっていった。拮抗した試合で、両チームともいい戦いをしていたと思う」

 明日2日から始まる日本代表合宿に招集されているメンバーでは清水のFW岡崎慎司、FW藤本淳吾、F東京のDF今野泰幸の3選手も先発。ただ、事前に日本協会広報を通じて「個々の選手についてのコメントはしない」と伝えられたため、選手個人に言及することはなかった。

 とはいえ、「これからの私の仕事にとって大事なスタートになった。若い選手も見れてよかった」と収穫もあった様子。「もちろん、これからもどんどん試合を見に行く。そのために日本に来た」と話し、今後も試合だけでなく、各クラブの練習を含めて精力的に視察していくつもりだ。

 10月の国際親善試合からはザッケローニ新監督が実際に選手選考していくことになるだけに、代表入りを目指す各選手のアピールも激しくなっていきそうだ。

<写真>視察に訪れた日本代表新監督ザッケローニ監督
(取材・文 西山紘平)

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