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　W杯で守護神の座を手にし、ベルギーのリールスへの移籍を実現させた川島永嗣だが、チームは開幕以来5連敗中とどん底。「チームはチーム、代表は代表だけど、ここでいい結果を出して、いい流れで向こうに帰りたい」と話した。

　W杯では4試合で失点わずか2と大健闘。日本をベスト16へ押し上げる原動力となったばかりでなく、本田圭佑と並ぶ人気選手もなった。大宮アルディージャ時代から抱き続けてきた欧州でプレーするという夢も、リールスへの移籍で実現した。
　
　ところがベルギーでは、MFがセンターバックに入るなどのチーム事情もあり、開幕から黒星続き。5試合で12失点とすっかり元気をなくしていた。

　ただ、青いユニホームを着れば話は別。日本に戻ってきたことで表情も明るさを取り戻し、「海外から帰って来て代表の試合に出るのは不思議な感じだけど、コンディションは問題ない。パラグアイのメンバーも、全員が一緒ではないが知っているし、いい結果を出して、新しいチームとしていいスタートを切りたい」と意欲をみなぎらせていた。

<写真>海外組として初の代表戦に臨むGK川島永嗣

(取材・文　矢内由美子)