日本代表は6日、7日のキリンチャレンジ杯・グアテマラ戦に向け、試合会場の長居スタジアムで公式練習を行った。
以下、公式練習後の原監督代行会見要旨

●原博実監督代行
「パラグアイ戦でいい試合をして、勝ってくれた。明日はもっと、この前よりさらにいい試合をして、内容のある試合ができればと思っている。グアテマラについてはいろんな情報が入ってきている。大雨による土砂崩れの被害が大きく、家を失ったり、亡くなったりしている方がいると聞いている。そういう中で日本に来て試合をしてくれる。我々もいい試合をすることが一番大切だと思う。できるだけ多くの選手を使いながら、そのチャンスを自分でつかんで、次の代表にも呼ばれるように頑張ってくれと選手には話している。フレッシュな選手を使って、その選手のいいところが出ることを期待している」

―CBは岩政と槙野の組み合わせなのか?
「今後のメンバー選考はザッケローニ監督がこのシリーズを見て決めるが、W杯を見ても中澤と闘莉王の2人でずっとやってきた。こないだの試合も中澤はよかったが、明日の試合はもともと岩政と槙野の2人でやろうと思っていた。それぞれに良さがあるし、声も出せるし、高さもある。彼らは彼らの良さを出してもらえたらと思う」

―香川がセットプレーのキッカーになるのか?
「今日のメンバーで言うと、香川に蹴らせた方がいいかなと。本田も直接FKを蹴るが、CKはヘディングが強いので中にいた方がいい。キッカーはこないだは憲剛だったが、藤本もいるし、香川も蹴れる力があると思っていたので、今日蹴らせて試してみた」

―グアテマラの情報は?
「3月のエルサルバトル戦、5月の南アフリカ戦を見たが、思ったより激しくプレスをかけてくるし、最終ラインに強い選手、前に早い選手もいる。簡単にいく相手ではないと思うが、激しく来る相手に対してもしっかりボールを動かして、点を取れるサッカーをしたい。グアテマラはコンディションはよくないかもしれないが、国にそういうことがあって、集中して来ると思うし、お互いにとって今後につながる試合になればと思っている」

―内田、中澤の状態は?
「内田はこの前の試合で足の指を踏まれていた。ここまでは大丈夫だったが、今日やっていて痛みがあると。腫れていて、スパイクに当たる違和感があるということでやめさせた。中澤はピッチに入る前の最後のジャンプでふくらはぎに違和感があるということで、やめさせた。もともと明日は岩政と槙野、永田を試そうと思っていて、何かあれば中澤と考えていた。大したことなければいいなと思っているが、今の時点では分からない」

(取材・文　西山紘平)