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強豪クラブが注目するドイツの19歳FW

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Text alert@ドイツ・ケルン

 ドイツから再び新しいスターが生まれそうだ。その彼の名前は、マインツのFWアンドレ・シュールレだ。
9月10日付ドイツビルド紙によれば、現在19歳の彼に対して、イングランド・プレミアシップのマンチェスター・U、ドイツ国内ではバイエルン・ミュンヘン、ホッフェンハイムなどが彼の獲得を希望していると報じている。

 こういった報道に対し、シュールレ本人はこう語ったという。
「今現在のところは、マインツで幸せに暮らしています。でも、いつかは次のステップへ進みたいと考えています。どんなサッカー選手でも大志を抱き、タイトルを獲得したいと思うはずです」

 同選手の相談役を務めるハイデル氏は「とても静かで、控えめなタイプ。落ち着いて物事を考えることができる人間だ」と同選手を評価している。また同紙は彼の恋人についても以下のように紹介。
「彼の恋人のサンドラ(19)は、最も賢い女性だ(ブンデスリーガでプレーする選手の恋人、もしくは妻として)。高校の卒業試験では、1.2(1-6、1が最高)という優秀な成績を収め、現在はマインツ大学で心理学を専攻している。二人は今年の3月より、同棲生活をおくっている」

 シュールレは、2008-09シーズンをU-19ブンデスリーガで、マインツU-19のエースとしてプレー。決勝でみごとボルシア・ドルトムントU-19を撃破し、優勝を飾っている。現在マインツのトップチームの監督で、当時U-19の監督でもあるトーマス・トゥヘルが彼の才能に惚れ込み、自らトップチームの監督に就任すると同時に、シュールレもトップへ引き上げたのである。

 すでにブンデスリーガ34試合に出場。そのうち先発出場は25試合6得点。今季は2節を終えて1試合1得点。現在の彼の市場価格は約10億円ともいわれている。ウイングでも、ゲームメイカーとしてもセンターフォワードとしても、プレーできるタレントである。
 マインツというマイナーチーム所属ゆえに、日本では、動く彼の映像を見ることができないかも知れないが、ゲキサカでは引き続き注目し、みなさんにお伝えしていきたい。

<写真>現在はマインツに所属しているシュールレ

(文 福岡正高)

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