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浦和の高校3年生が堂々初先発、岡本「もっとできる」

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[9.18 J1第23節 浦和1-1清水 埼玉]

 浦和レッズの高校3年生が初先発のピッチで堂々とプレーした。浦和ユース所属の2種登録選手であるDF岡本拓也は右SBで先発。日本代表FW岡崎慎司と対面するポジションながら1対1で体を張ると、後半4分には攻撃参加から右クロスでFWエジミウソンのヘディングシュートを演出するなど攻守に奮闘した。

 「今日はそこまで緊張しなかった。前日の方が緊張していた。でも寝れないかなと思っていたら、意外と寝れました」。3月14日のF東京戦(1-0)に1-0の後半27分から途中出場し、クラブ史上最年少の17歳269日でJデビュー。その後はナビスコ杯で途中出場が1試合あっただけで、この日がプロ初先発だったが、「デビュー戦も緊迫した展開だったので、その経験が生きたと思う」と胸を張った。

 後半32分に足をつって交代したが、上々の先発デビュー。「高校生でこんな経験ができることは絶対にない。やれるなという手応えの方が大きかった。今日のプレーが今の自分の実力だと思うし、もっとやらないとなとも思ったし、もっとできるとも思う」。DF平川忠亮ら相次ぐ故障者の影響でめぐってきた先発チャンス。世代交代を推し進める浦和に、またも期待の新星が現れた。

<写真>先発メンバーに名を連ねた浦和DF岡本
(取材・文 西山紘平)

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