beacon

浦和vs清水 試合後の選手コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.18 J1第23節 浦和1-1清水 埼玉]

 J1第23節は18日、各地で7試合を行い、埼玉スタジアムでは浦和レッズ清水エスパルスが対戦。浦和は前半19分、FWエジミウソンのゴールで先制したが、清水も同38分にFW岡崎慎司が同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。
以下、試合後の選手コメント

<浦和>
●FW原口元気
―裏は取れていた。
「斜めの動きはできていたし、裏は取れていた。でも、そのあとを決め切れなかった。だんだんよくなってきている」
―どこがよくなっている?
「裏に抜けるタイミング。今までは早く出過ぎていた。今日は味方が出せるタイミングで抜けられた」
―決定機もあった。
「あそこで決まっていれば……。あそこで決め切れるのがロビー(ポンテ)であったりということ。でも落ち込んでもしょうがない」

●MF柏木陽介
―前半に原口に追加点のチャンスがあった。
「あれが入ってれば勝ってたと思うし、あそこで決めてればというのはある。(原口)元気を批判するわけじゃないですよ。頑張っていたし。ただ、俺が言うことじゃないけど、あそこで決めれば一流になれるというか。前で出る限り、点を取らないと」
―前に出る回数が少なかった?
「前の3人で攻めて、後ろが守るという感じで中盤がなかった。いろいろ工夫していかないと。シュートで終わらないときつい。切り替えが遅いから。裏は狙えていたし、もっと狙ってよかった。若い選手がいっぱい出た中で相手を上回れたのはチームとしての成長だし、いいことだと思う。ロビーとかエジ(エジミウソン)とか、決めなきゃいけない選手が決めているだけだから勝てない。俺も含めて、もっとゴール前に飛び込む姿勢を見せてもいいのかなと」

●DF岡本拓也
―初先発だったが?
「今日はそこまで緊張しなかった。前日の方が緊張していた。でも寝れないかなと思っていたら、意外と寝れました。デビュー戦も緊迫した展開だったので、その経験が生きたと思う。高校生でこんな経験ができることは絶対にない」
―中盤右サイドの高橋との連係は?
「(高橋)峻希クンはユースのときから僕の前にいたので、コミュニケーションは問題なかった」
―右CBの山田暢が指示してくれた?
「カバーもほぼしてくれるので、前に前に行けた」
―手応えと課題、どちらが大きかった?
「やれるなという手応えの方が大きかった。今日のプレーが今の自分の実力だと思うし、もっとやらないとなとも思ったし、もっとできるとも思う」

<清水>
●FW岡崎慎司
「最初の入りはよかったと思うし、失点したあとも持ちこたえて1点返すことができた。前節の大宮戦に比べたら自分たちのサッカーができたと思う。勝ち切れなかったけど、浦和もよかったし、勝ち越されなかったのはよかったと思う」
―ゴールシーンは?
「(藤本)淳吾さんがあそこで頑張ってくれて、下がりながらになったけど、ラインを出たかなと思ってリラックスできたのがよかった(笑)。ああいうところで冷静にできることが大事なんだなとあらためて思った」
―代表スタッフも視察していたが?
「チームが勝つことが一番。今はアピールより勝ちたい」
―次は名古屋戦。
「次は本当に大事な試合。プレッシャーを楽しんで、名古屋に勝ってチャンピオンに近づきたい」
―得点ランキングでもトップに並んだが?
「得点王は意識しています。チームのアシストあってのゴールだし、チームに生かされている部分が大きい。自分で決めるゴールが増えれば、得点王も近づくと思う」

●FW藤本淳吾
「奪ったあとにボールを簡単に失って、なかなか押し込めなかった。2点目を取ることを考えたら、そういうところが大事になると思う」
―自らゴールを狙っていた?
「僕が取らないと。今日オカ(岡崎)に離されたので。試合前に『今日追い付くぞ』って言ったんだけど、逆に離された(苦笑)」
―次は名古屋戦。
「これ以上離されると厳しくなる。名古屋にホームで勝って、勢いに乗れれば」
―試合を振り返ると?
「負けなくてよかったというのもあるけど、(西部)洋平クンがチームを助けてくれた。攻撃陣が応えることができなかったのが残念」
―名古屋と差を詰められなかった。
「名古屋も引き分けで勝ち点差は変わらないので。次、名古屋をしっかり叩いて差を縮められるようにしたい」
―アシストの場面は?
「相手がスライディングしてくるのは分かったので。ボールが(ラインを)出る感じもなかったのでちょっとタイミングをずらして。オカは(ボールがゴールラインを)出たと思って力が抜けてトラップしたのがよかったのでは? いい位置でボールを奪い返して、スペースにうまく出れた。1対1で仕掛けられたし、あそこで追い付けたのはよかった」
―代表スタッフも視察していたが?
「そういうのは特に考えてなかった。フルで出てないので、次頑張りたい」

●DF平岡康裕
「浦和はカウンターが鋭いので、そこに気を付けようと話していた。カウンターで1点やられたけど、そのあとは対応できたし、体を張れていたと思う。後半、カウンターの応酬になっても失点しなかったのはよかった」
―名古屋の結果は知っていた?
「前半、負けているのは知っていたけど、僕らは追う立場だから、そういうことは気にせずやっていた。次、名古屋を叩けば、3つ縮まる。その次も鹿島だし、自分たちが優勝戦線に絡めるか、この2連戦が大事になる」

●DF太田宏介
「メンバーが替わった中でもっとコミュニケーションを取らないといけないし、エディー(ボスナー)とは言葉の問題もあって難しいけど、結果的に1失点で済んだとはいっても、このままだと失点を重ねてしまう。DFラインだけでなく、前から連動して守備ができてない。リスクを冒しながら前に出るからしょうがない部分もあるけど、失い方が悪いし、そこは考えないといけない。一時期は思い切りに欠ける守備になっていたし、そのころと比べたら(前々節の)川崎F戦でいい形で無失点で守れてからはよくなっていると思う。攻撃的なサッカーをやっているわけだし、失点しても2点、3点取れるチームになっていかないといけない」

●GK西部洋平
「前回、2点目をああいう形で取られて、リベンジじゃないけど、いい準備をしてこの1週間来れた。クロスが多かったので、ハイボールの練習をしておいてよかった。エディー(ボスナー)、平岡も体を張ってくれたし、みんなでカバーし合いながらできた」
―勝ち点1に終わったが?
「勝ち点3がほしかった。名古屋が引き分けたのでチャンスだったけど、調子のいい浦和にアウェーで勝ち点1取れたのは次につながると思う」
―次は名古屋戦。
「勝たないとタイトルはないと思ってやる。大量失点する試合が多かったし、練習からいいころを思い出して、いい準備をしたい」
―追い付く展開だったが?
「入り方はよくなかったけど、1失点してからの気持ちの持っていき方はよかった。これまでは失点するとガクッとしていたけど、今日はうまく切り替えられた」

(取材・文 西山紘平)

TOP