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川崎Fに“起爆剤”が復帰! FW矢島が半年ぶりに出場

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[9.18 J1第23節 湘南1-6川崎F 平塚]

 左太股裏の肉離れで長期離脱していた川崎フロンターレのFW矢島卓郎が、湘南戦の後半37分から途中出場し、3月9日のACL北京国安戦以来となる公式戦復帰を果たした。リーグ戦だと開幕戦以来の試合となった。

 短い出場時間だったが、長身と体の強さを活かしてボールを収め、シュートも2本放った。ゴールがなかったため、「点を取りたかったですね。もっと動いてやれればよかった。まだまだです」と控えめに振り返ったが、リーグ戦に戻ってこれたことは大きい。「半年ぶりくらいで、すごく懐かしかった」と笑顔をこぼした。

 矢野フィジカルコーチによると、もう患部は問題なく、コンディションもだいぶ上がっているという。チームは鄭大世が移籍し、ヘディングの強い長身FWがいなかった。一部で「(長身FWがいないから)クロスを上げる気がしない」と漏らす選手がいたが、矢島ならターゲットマンになれ、川崎Fのサッカーの可能性を広げることができるだろう。

 矢島は「ここまで迷惑をかけてきた。まだ優勝できる位置にいると思うので、勝利に貢献できるように頑張りたい」と誓っていた。優勝戦線に返り咲くための“起爆剤”になるつもりだ。

<写真>川崎F・FW矢島
(取材・文 近藤安弘)

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