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香川、有言実行“予言通り”の2得点だった

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Text alert@ドイツ・ケルン

 ドイツで最も熱いダービーがシャルケ対ドルトムントのルールダービーであることは、すでにゲキサカでもお伝えしているが、このダービーで一番輝いたのは、2得点を決めたドルトムントの香川真司であった。

 9月20日付ドイツビルド紙では、香川の活躍を以下のように伝えている。
「この日の勝者は、香川真司だ!彼は2ゴールを奪う活躍。チームは3-1の勝利。BVB(ドルトムント)はこの英雄を大いに祝った!」

 実は先週発売のドイツ週刊誌、スポーツビルド紙で、香川は2-0でドルトムントが勝利を挙げると宣言していた。スコアこそ当たらなかったが、この2ゴールを自らが決めると宣言していたのだ。有言実行。みずから2ゴールを決めて勝利に貢献した。
 同誌のWEBサイト(写真)では試合前、「ドルトムントの“寿司ゴールハンター”は初のダービー戦に向けて、ゴールと勝利を宣言!」と題した記事を掲載。香川の写真とともに以下のように香川のコメントを伝えていた。

「青いシューズでグラウンドへ向かったら、同僚から、『そんなのは許されない!』って言われたよ(青はライバル・シャルケの色)。そこで初めてシャルケとのライバル関係の大きさを知りました」
「このダービーには、僕たちが2-0で勝ちますよ!僕の2ゴールでね」
内田が僕に言ったんです。『ドルトムントの日本人(香川自身のこと)のことを口にすることを同僚たちから禁じられた』って。だから、彼とルームシェアをしたかったんだけど、それは許されないことだって知ったんだ」

(文 福岡正高)


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