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[MOM318]三菱養和SCユースFW田中輝希(3年)_名古屋入りのエースが復活の2発

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.20 全日本ユース選手権決勝T1回戦 三菱養和SCユース 5-3 神戸U-18 大和]

 ヴィッセル神戸U-18を5-3で下した三菱養和SCユースの主将・FW田中輝希(11年名古屋グランパス加入内定)は、2得点の活躍でチームの勝利に大きく貢献。得点だけでなく、主将として「コーチに言われて気がつくのではなくて、自分たちから改善していかないとだめ」という意気込みで、前日の練習でも選手同士の話し合いを重ねた。そして、しっかり結果を残した。

 1点リードで迎えた20分、相手DFが頭でクリアしたボールをPA手前で拾うと、自らドリブル突破。相手DFと競り合いながら、「ああいう形になったら決める自信はある」と話す得意の外から巻くシュートでゴールを奪った。そして、3-0で迎えた同32分には、直接FKを決めてみせた。

 小学校4年生時から所属する「ファミリーという感じ」と話す三菱養和でエースナンバーの10を着け、キャプテンマークを巻いている田中だが、今季のプリンスリーグ、そして今大会の1次ラウンドでは不完全燃焼。この日、久しぶりの2得点を決めての勝利に「最近結果が出てなくて、ずっと不甲斐なかったので、この大会に懸ける想いは強かった。得点も取れて良かったです」と喜んだ。
 
 しかし、この日の勝利にも「僕たちの弱いところはリードしてたら隙を見せちゃう部分。そういうところはまた選手たちで話し合っていきたい」と修正を誓っていた。

 準々決勝の相手は清水ユースだ。Jクラブとの対戦が続くが「J相手の方が燃えます!」と力強く話している。神戸相手に快勝した勢いで次も勝利をめざす。

(取材・文 片岡涼)

全日本ユース2010特集
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ

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