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主力欠くアジア大会メンバー、招集されなかったU-21世代のタレントは?

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 日本サッカー協会は22日、11月の第16回アジア競技大会(中国・光州)に臨むU-21日本代表メンバーを発表した。関塚隆新監督の初陣となる公式大会だが、開催期間(11月7~26日)がJリーグが佳境に入る終盤戦と重なることもあり、Jリーグで出場機会に恵まれていない選手や大学生が中心の人選となった。

 関塚監督は「(コーチを務めた)9月のA代表の2試合を終えて、アジア大会のメンバー選考に取りかかった。コーチを含めて自分たちの目で見て、戦えるメンバーを選んだ」と語ったが、この世代の中心となるであろう主力選手の多くは招集されていない。原博実技術委員長は「最大でJリーグの最後の6節のうち5節に関わる可能性がある。そういう事情もあって、それぞれのクラブ事情を考慮してメンバーを選んだ。関塚監督が選びたい選手を全員選べたわけではない」と認めた。

 本来ならMF香川真司(ドルトムント)を筆頭にGK権田修一(F東京)、MF金崎夢生(名古屋)らクラブでレギュラーとして活躍している選手も多い。現在、故障離脱中の選手としてはMF山田直輝(浦和)、MF米本拓司(F東京)らもいる。

 来年6月に始まる五輪予選はもちろん、12年のロンドン五輪本番では彼らが中心となる可能性が高いが、今回招集された20人からすれば、こうしたチャンスを生かさない手はないだろう。

 下記は今回のメンバー以外の主なU-21世代の選手たち。2年後の五輪本大会に向け、ヤングジャパンの熾烈なポジション争いがいよいよ本格化する。

GK
権田修一(F東京)
守田達弥(京都)
松本拓也(順天堂大)

DF
渡部大輔(大宮)
椋原健太(F東京)
村松大輔(湘南)
菅沼駿哉(G大阪)
丸橋祐介(C大阪)
吉田豊(甲府)
[U-19世代]
酒井高徳(新潟)

MF
香川真司(ドルトムント)
山田直輝(浦和)
高橋峻希(浦和)
青木拓矢(大宮)
米本拓司(F東京)
大竹洋平(F東京)
山本康裕(磐田)
金崎夢生(名古屋)
中村太亮(京都)
清武弘嗣(C大阪)
横竹翔(広島)
大津祐樹(柏)
鈴木惇(福岡)
河井陽介(慶應義塾大)
[U-19世代]
原口元気(浦和)
六平光成(中央大)

FW
大迫勇也(鹿島)
宮澤裕樹(札幌)
河野広貴(東京V)
押谷祐樹(岐阜)
柿谷曜一朗(徳島)
[U-19世代]
指宿洋史(CEサバデルFC)
重松健太郎(F東京)
宇佐美貴史(G大阪)

(取材・文 西山紘平)

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