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ザックジャパン始動!練習後の選手コメント

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 日本代表は4日、埼玉県内に集合し、8日のアルゼンチン戦(埼玉)、12日の韓国戦(ソウル)に向けて合宿を開始した。アルベルト・ザッケローニ監督が初めて練習の指揮を執り、守備の意識改革に着手した。
以下、練習後の選手コメント

●FW関口訓充(仙台)
「すごい疲れました。初日でかなりやったので」
―2人組のパス回しは本田拓とやっていたが?
「アップみたいな感じでしたけど。知ってる顔ということで本田とやってました」
―代表メンバーからは初招集について何か言われたか?
「特にはそんなに言われてないです。普通に話したくらい」
―チームと代表の違いは?
「緊張感があるなと思いました」
―初の代表ジャージだが?
「これから似合ってくればいいかなと思います」
―初めての代表練習の感想は?
「すごく緊張したけど、今日は楽しんでできた。アルゼンチン戦は、自分が代表に入っていなくても見に行こうと思っていた試合。代表に入って、自分がそのピッチに立つチャンスもあるということでワクワクしている」
―アピールしたいところは?
「攻撃もそうだし、守備もそう。取ったあとの切り替えとか、スピードとドリブルもアピールしていきたい」
―ザッケローニ監督の印象は?
「しゃべらないと怖いけど、しゃべると話しやすいなと思った」
―アルゼンチン戦に向けては?
「自分がピッチに立てるように、明日からの練習もしっかりやっていきたい」
―初めて代表に選ばれて感慨もある?
「ずっとテレビで見てきて、自分も入りたいと思っていた。それが実現してうれしいし、まだまだ練習していかないと分からないけど、通用する部分もあると思うので、そこをアピールしていきたい」

●MF本田拓也(清水)
「どんな練習をやるか分からない状況でピッチに入って、試合翌日なのに結構激しい内容で、日本とは違う練習だなと思った。フィジカルトレーニングを見ても分かると思うけど、筋肉系の動きを取り入れるところは、日本人と違う感覚だなと思った」
―初めての代表でアピールしたいところは?
「特別なことをやるとかはない。普段チームでやっていることを評価されて呼ばれたと思うし、アピールとか、特別なことをやるつもりはない。いつも通りやるだけ」
―北京五輪組が多いのは入りやすいのでは?
「知らない選手もいるので、食事のときなどにコミュニケーションを取っていきたい。ただ、知っている人もいるのはやりやすい」

●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―初日の練習を終えたが?
「結構、量はやりました。もう少し軽いと思っていたら、結構やったのでビックリした」
―ミーティングは?
「今日は出発前に少しミーティングをやった。内容は、練習内容よりも今日から始まるということについて。前回しゃべった内容と似ていることで、ここに来るからには、日本を背負うつもりで誇りを持ってプレーしてくれと強調していました。それはすごく僕たち的にもグッと来る気持ちです」
―キャプテンについての話は?
「一切ないです」
―今日の練習内容については?
「特別なものではなく。ボール回しはとにかく動いてという感じだったので、コンディションの部分が大きかったのかなと思う」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―ケガの具合は?
「リバウンドはないですね。コンディションも問題ないです。(試合に)出るかどうかは分からないけど、(患部の状態は)ここ最近では一番よかった」

●DF伊野波雅彦(鹿島)
―守備練習はどんな内容? ラインDFをやっていたように見えたが?
「ボールに対して、2人でタッグを組んでいこうと。ボールに近い2人が組んで、SBがボールに行って、もうひとりが(走り込んでくる)FWを見るという感じ。残りの2人は裏のカバーをする。真ん中を通されたら嫌だからということ。裏を取られたらいけないので、オフサイドトラップもやらなくていいという感じだった」
―新しい戦術?
「僕はなんか記憶にある。ビデオで見たことがある。どんなやつだったかは忘れたけど、リッピが監督のイタリア代表のときで、同じような守備練習をやっているのを見た。マルディーニやカンナバーロがいたかな。完璧にマスターするのには時間がかかると思う」

●DF栗原勇蔵(横浜FM)
―守備練習ではどんな指示を?
「基本的なことでしたね。DFの体の向きとか、いろんな決め事とか、指示が徹底していました」
―やり方は変わった?
「前とはちょっと変わりましたね。戸惑うことなくやりたいと思う。長く話してた? 繰り返し言っている感じ。ライン重視? ラインというよりもボールの追い込み方ですね」

●DF槙野智章(広島)
―監督の指導内容は?
「ほんと初めてのことが多かった。新鮮な気持ちだった。今までとは違うDFラインの守り。新しい先生の授業を受ける感じだった」
―どんな指示?
「SBもCBも体の向きを言われた。今までとは全然違う感じでした。細かく言うと、『自分のゴールと、相手選手、味方の選手をしっかり見ろ』と言われた。最初は戸惑ったけど、慣れてくれば大丈夫だと思う」
―左SBで試されたが?
「覚悟はしていました。真ん中もサイドもできるのは僕の強み。与えられたところで頑張りたい」
―長友を差し置いた?
「きょうのは関係ないと思う。とにかく、監督の求めていることを理解しないといけない。それで自分のプレーを出していきたい。広島では守備の練習をほとんどしないので。攻撃ばかりで。(ザック監督の練習は)学校みたい。毎日が勉強ですね」

●DF長友佑都(チェゼーナ)
―守備の練習をした。やり方は?
「全然違いますね。この前までとは。監督が中に入って、細かい指示をしてくれた。DFはゾーンでディフェンスですね。やったことがないことで、すごく新鮮だった」
―どんなことを言われた?
「ボールの位置によって、体の向きを取ること。常に動いて、体の向きを(ボールや人に)合わせないといけない。絶対にゴールに背中を向けてはダメで、半身にしないといけないと言われた」
―監督が直接指導した。
「戦術のこと、DFラインのことを詳しく指示を受けた。ゾーンディフェンスということで、みんなまだちょっと戸惑っているけど、監督の話をよく聞いて理解していきたい」
―難しいところは?
「体の向きがボールの位置によって変わってくる。そこがなかなか難しい。ゾーンディフェンスはなかなかやったことない。でもこれをやっていけば、自分のプラスにもなると思う」
―アルゼンチン戦に向けては?
「強力な選手が前にいる。そういう選手を抑えないといけない。世界最高クラスのメッシもいるし、楽しみでしょうがない」
―秘策は?
「僕の中にはあるけど、メッシの耳に入ったらまずいので(笑)。ザッケローニ新監督になって、いいスタートを切れるように頑張りたい」
―監督は細かく指示していたが?
「戦術がしっかりしている。イタリアで戦術を学んできた人だし、個人としても代表としても勉強になる」
―初日が守備の練習だったが?
「まず守備ができないと、世界では戦えないということだと思う。ミーティングでも『全員で守備して全員で攻撃しないといけない。チームワークが大事だ』と言っていた」
―イタリア語ということで監督と選手のつなぎ役にもなる?
「今日はまだできてなかった。耳は徐々に慣れてきているので、もっと理解していって、そういう役目もこなせればと思う」

●DF今野泰幸(F東京)
―ミーティングではどんな話を?
「W杯ではいい成績を出したけど、それを忘れて、チームとしてしっかりやらないと使わないと言われた」
―守備の練習だったが?
「やり方はまだ全然分からない。ただ、基本的に真ん中をやられたくないという考えだった。真ん中を抑えて、サイドに追いやる感じ。ラインコントロールに関しては練習してないのでなんとも言えない」
―今まではサイドのケアを重点に置いてきたので逆のやり方になる?
「いろんな監督がいますから。イタリアのいろんなクラブでやってきた監督だから、驚きではない。一番危ないのは真ん中だと言っていた。サイドをやられても距離があると。でもこれからはサイドもやっていくと思う。サイドチェンジをやらせない守備をこれからやっていくとも話していたので」
―30分も話が続いて頭がいっぱいになった?
「言ってることはそんなに多くないので、自分の頭の中では整理が付いている」
―一番言っていたことは?
「体の向きをずっと言っていた。まずボールを見ること。あとは状況によって、ボールともうひとりのチームメイトの両方を見る。体の向きを30分間ずっと言われた。それが今日のテーマだったんだと思う」

●DF駒野友一(磐田)
―守備陣で指導を受けていたが?
「体の向きとか、細かく言われた。きょうは狭いエリアでやったけど、広いピッチでも、その形が出せるか。少しずつ吸収していきたい」
―手を上げて質問していたようだが?
「きょうはピッチが狭い中でやっていて、広くなったらどうするのかと。3トップのチームが多いので、逆のサイドに張られたらどうすればいいのかを聞きました。1回中盤に預けてから展開されたときはいいけど、一発で逆サイドを取られることもあると。返事? 外に出される分は仕方ない、それよりも中を取られると危険だと言われました」

●GK川島永嗣(リールス)
―通訳も兼ねて練習をしていたが?
「(言葉が)分からないところは分からないと言いました。GKの練習はひとりがやれば、あとはそれに続いてやれたりするので、そこはフィールド選手より楽なのかなと思います。動きでやれば、大体分かる部分もあるので」
―練習内容は?
「軽めで、基本的な練習でしたけど、大事なところは抑えていましたし、いい練習ができた。今日は基本的な練習だったので、変わったことはなかった。GKとして基本的なことですけど、重要なこと、ボールに対して自分たちがどう行くのか、どう準備するのか、そういう部分は練習の中で話をしたので良かったと思う」
―ミーティングではどんな話があったか?
「14年に向けて自分たちがつくっていかないとという話はしました。10年はああいう形で終わりましたけど、自分たちがどういう準備をしていくかが重要だと思うし。そういうところの話をしました」
―練習内容は事前に聞いていたのか?
「練習をやる前にGKコーチと話して知りました」
―守備陣の練習はかなり時間をかけたものだったが?
「GKの練習を反対側でやっていて、何をしていたかは全然分からない。これから選手に聞くのもそうですけど、ミーティングとか、そういう中で監督がどういうことを求めているのか理解したいと思います」

●GK西川周作(広島)
―練習前のミーティングは?
「15分くらい。自己紹介も含めて、南アフリカW杯での結果は良かった、これからは新しいスタートだから頭を切り替えてブラジル大会に向かっていこうという話はあった」
―GK陣は横並びでのスタート?
「言ってはないですけど、前回のコメントとかいろいろ見たりして、スタートラインは一緒かもしれない。だれが出る出ないはこれからだと思うけど、自分のプレーを出していきたい」
―ホテルの過ごし方など以前の代表と変わったところは?
「今のところ一緒でした。監督も徐々に変えていくと言っていたので。明日からじゃないですか」
―GK練習で言葉の問題は?
「(川島)永嗣さんがほとんど通訳みたいにイタリア語でやってくれたので。大まかな練習内容はGKコーチもジェスチャーでやってくれるので分かるんですけど、細かいことは永嗣さんがしっかりやってくれるので。いいお手本がいて、通訳もしてくれて助かります」
―川島と一緒に練習して。
「W杯に出てすごい自信を持っていると思いますし、そういう素晴らしい選手と一緒にできることは自分にとってもプラスになることばかりだと思う。今は吸収して、自分のものにして、少しでも試合に絡んで、段階を踏んでいければと思います」

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