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ラモス氏が俊輔に代表復帰を説得。「代表10番、おまえはまだつけられる」

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 元日本代表MFでビーチサッカー日本代表監督のラモス瑠偉氏が6日、横浜F・マリノスの練習を見学に訪れ、代表引退を表明したMF中村俊輔を呼び止めて撤回するよう説得した。
 スポーツニッポンなどによると、ラモス氏は木村和司監督を交えて話し合い「(日本代表の10番は)和司がつけて、オレがつけて、おまえがつけて……。おまえはまだつけられるよ!」と熱く迫ったという。以前から俊輔の代表続行を希望しており「代表引退なんて冗談じゃない」と熱く訴えた。
 ラモス氏自身も一度は代表引退を決めながら復帰した過去がある。1993年のアメリカW杯予選で、あの『ドーハの悲劇』を味わい引退したが、約1年後、フランスW杯を目指す加茂周監督から要請されて復帰した。 そもそもラモス氏は1999年の引退試合の時、俊輔に対して「あとは任せた」と日本代表の背番号「10」&日本サッカー界の司令塔の“後継者”に指名していた過去がある。
 俊輔は突然の説得に「オレのためにわざわざ来てくれたのはありがたい。ラモスさんが来てコロッと変わることではないけど、また考えさせられる」と話したという。日本協会の原博実技術委員長は「今、代表に呼ばれていないのはそういうこと(代表引退を発言したこと)が理由ではない。コンディションとかを見ているから、代表に必要だと現場が判断すれば戻ってくるのではないか」と含みを持たせているようだが、果たして-。いずれにせよ、俊輔は周囲を驚かせるプレーを見せるしかない。
(文 近藤安弘)

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