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長友、メッシとの対面対決へ早くも大興奮。「それ最高ですね。最高の日だね」

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 「それ最高ですね。ほんとやりたくてしょうがない。あのスピードを体感したい。最高に嬉しいですね」。7日午後の公式練習後、DF長友佑都(チェゼーナ)が鼻息を荒くし、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)との対戦について興奮気味に語った。

 この日、アルゼンチンのセルヒオ・バティスタ暫定監督は都内で公式会見を開き、怪我から復帰したばかりのメッシを右FWで起用することを明言した。つまり、日本代表で直接対峙するのは左SB。まだ先発は明らかになっていないが、左SBの長友が“メッシ封じ”を任される可能性が高い。報道陣からメッシの右FW起用を伝え聞き、より一層、気合を入れていた。

 イメージはできている。メッシは世界最高の選手の一人で、帰国の飛行機の中からどう止めるか考えてきたという。これまでイングランド代表のウォルコット、カメルーン代表のエトーを封じたほか、セリエAでは開幕戦でミランのブラジル代表FWアレシャンドレ・パトと対戦した。パトには抜かれるシーンもあったが、ゴールにつながるプレーはさせず2-0で勝利している。

 長友はこれまでの対戦からメッシは、パトに近いと分析。「パトも凄かった。メッシとはまたちょっと違うけど、スピードがある。(パトもメッシもスピードのある選手には)飛び込んでいくとよくない。遅らせて、サポートを待って、挟み込みたい」と傾向と対策は出来上がっている。

 ここまで“エースキラー”の名を欲しいままにしている長友。果たして、今、世界最高のドリブラーとされるメッシも止めることができるか。少なくとも本人にビビりはない。「ほんと楽しみ。(あすは)最高の日だね」と瞳に炎が映りそうなほど闘志をみなぎらせた。きっと長友の頭の中は、メッシを封じてヒーローになることしか浮かんでいない。

(取材・文 近藤安弘)

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