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控え組が流通経済大と練習試合、45分1本でスコアレスドローに

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 日本代表は9日、埼玉県内で流通経済大と練習試合(45分1本)を行った。DF田中マルクス闘莉王、MF本田拓也、FW岡崎慎司の3選手が負傷によりチームを離脱。前日8日のアルゼンチン戦で右内転筋を痛めたGK川島永嗣も宿舎で静養し、グラウンドには姿を見せなかった。

 川島、岡崎を除くアルゼンチン戦の先発メンバー9人と、左ひざを痛めているFW松井大輔は軽めの調整。残りのフィールド選手9人とGK2人が練習試合に出場した。GKは西川周作が先発出場し、21分からは権田修一がプレー。フィールド選手がひとり足りないため、左CBには明治大のU-21日本代表丸山祐市が入った。
以下、練習試合の布陣

   前田
金崎 中村 関口
  阿部 細貝
槙野    駒野
  丸山 伊野波
   西川(→権田)

 45分間でゴールは生まれず、練習試合は0-0で終わった。雨が激しく降りしきる過酷なコンディションにMF中村憲剛は「前が見えなかった」と苦笑い。15分にはFW金崎夢生のパスから右足で決定的なシュートを放ったが、ポストに弾かれた。

 練習前には宿舎でミーティングも行われ、アルゼンチン戦の映像を見ながら主に守備のポジショニングを確認した。練習試合に出場した選手にザッケローニ監督から特別な指示はなかったというが、中村は「昨日の試合の映像を見たので、そういうイメージを持ちながらやった」と話していた。

 37分にはDF槙野智章が金崎とのワンツーで前線に駆け上がり、右足で狙うも、シュートはGKの正面を突いた。「縦に入れて、落として、3人目の動きというのを監督は言っている」と槙野。点は取れなかったが、監督の要求する連動した動きが攻守に表れた場面もあった。

 日本代表は明日10日朝に韓国へ出発。現地で2日間練習を行い、12日の韓国戦(ソウル)に臨む。

(取材・文 西山紘平)

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