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ドイツ紙、エジルのトルコへの「別れの手紙」を掲載

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Text alert@ドイツ・ケルン

 EURO2012予選のグループリーグにて、トルコに3-0で圧勝したドイツ。
 この試合で最も注目された選手は、R・マドリー所属のメスト・エジルだ。彼は、ドイツ生まれドイツ育ちも両親はトルコ人。しかしながら、両親のルーツであるトルコ国籍を選択せずに、生まれ育ったドイツに未来を選んだ。試合中、彼がボールに触れるだけで激しいブーイングが起こるスタジアムには、74244人のサポーターがかけつけ、そのうち40000人以上がトルコサポーターだったと言う。

 実はこの試合の前に、10月8日付ドイツビルド紙が、エジルが2006年にトルコサッカー協会に送りつけた「別れの手紙」を掲載している(写真参照)。

 手紙の内容は「宣言書、私メスト・エジルはドイツ国籍を取得しました。同様に、私は今後トルコ国籍を取得する予定はございません。それゆえに2006年11月15日イスタンブールで行われる親善試合への参加を拒否させていただきます。私は今後一切のトルコ代表チームの合宿、試合への招待の拒否の受け入れを希望します。ご理解に心より感謝いたします」

(取材・文 福岡正高)

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