日本代表は10日、12日の韓国戦のためソウルに到着した。現地で調整したあと年内最後の代表戦に挑むが、サンケイスポーツによると、イングランドプレミアリーグのリバプールがこの試合を視察し、FW本田圭佑(CSKAモスクワ)をチェックするという。

　リバプールは今夏の移籍市場で、ギリギリまで本田獲得に熱心だった。日本円で20億円ともいわれる高額移籍金を前に、結局は資金難のために断念したが、そのプレーにはまだ興味を持っているようだ。

　韓国代表FWパク・ジュヨンにも興味を示しているそうで、本田とともに強化担当者がチェックし、来年1月の移籍市場で獲得に動くかどうか判断する見通しという。

　本田は将来的にはR・マドリーでのプレーを希望するなど野心が強い。CSKAからリバプールとなれば、夢の実現へまたとないステップアップとなる。韓国とは過去11勝20分け(PK勝ち2、PK負け1を含む)38敗と分が悪い。日本を勝利に導き、リバプールへアピールしたいところだ。

(文　近藤安弘)