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日本vs韓国 試合前日の公式会見要旨

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 日本代表は11日、12日の韓国戦(ソウル)に向け前日練習を行い、アルベルト・ザッケローニ監督と主将のMF長谷部誠(ボルフスブルク)が公式会見に出席した。
以下、会見要旨

●ザッケローニ監督
「アルゼンチン戦でデビュー戦は済ませたので、気持ちは落ち着いている。この試合が2つの国にとって大切ということは分かっている。私は映像でしか韓国を知らないが、印象としては明確な目的を持ってサッカーをしているといういいイメージがある。私が個人的に見たいのは、金曜日の試合(アルゼンチン戦)のあと、私の選手が韓国とどう戦うのか、どう臨むのかということ」

―韓国の選手はただの親善試合以上の意味を持っていると考えているが、長谷部選手は?

●長谷部
「韓国とは常にライバルだし、明日の試合はプライドを懸けた戦いになる。強い気持ち持った方が勝つと思う。強い気持ちで臨みたい」

―アルゼンチン戦にプラスして試したいことは?

●ザッケローニ監督
「合宿に入ってからの日数は足りない。アルゼンチン戦から戦術面の修正点は話すつもりだが、一番の目標はチームが成長していくこと。韓国対策もするが、選手がどのようにアルゼンチン戦から修正していくか、そちらに興味がある」

―日本には中盤のパス回しがうまいイメージがあるが、アルゼンチン戦では縦へのパスが多かったが?

●ザッケローニ監督
「日本がこれまで築いてきたサッカーのベースは維持していかないといけない。それを壊すつもりはない。ただ、チームとして成長していく上で、いくつか修正点、課題はある。縦への意識は、その中のひとつに過ぎない」

―日韓戦の重さをどのくらい意識しているか?

●ザッケローニ監督
「そういう話はスタッフから聞いている。重要なのは分かっているが、一番の目的はチームが成長すること。当然、この試合に対する思いはあるが、それ以上にチームがあるシチュエーションでどう対応するのか、その確認をメインにしていきたい」

―パク・チソンが右ひざを痛めて欠場することになったが?

●ザッケローニ監督
「説明は必要ないくらい素晴らしい選手だ。明日の試合に出られないのは残念だが、私が考えなければならないのは日本代表、私の選手たちのこと。この合宿が終われば、選手とは数ヵ月会えない。選手のことだけを考え、選手だけを見つめるのが仕事だ」

●長谷部
「韓国にとって重要な選手だが、韓国には他にも若くていい選手がたくさんいるので、パク選手がいなくてもチームは変わらないと思う」

―1月のアジア杯に向けて重要な試合となるか?

●ザッケローニ監督
「この試合はアジア杯以上に重要な要素がある。歴史的にも、アルゼンチンと違ったタイプの相手という意味でもそう。これまで選手がやってきたこと、私が説明してきたことをいかにピッチで表現するかを見たい」

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