[10.17 J2第30節 栃木2-0北九州 栃木グ]
　
　最下位ギラヴァンツ北九州が0-2で11位栃木SCに敗れた。これで26試合連続未勝利。00年の甲府と並びJ2ワースト2位タイの不名誉記録となってしまった。

　J2の連続未勝利記録は03年の鳥栖が持つ30試合。残るリーグは7試合。直近の4試合のうちになんとか勝利を挙げ、不名誉な記録の更新だけは避けたいところだ。

　この日も粘りのある守備で、前半は0-0で耐えたが、後半4分、U-21日本代表のMF水沼宏太に簡単に左クロスを許すとMFパウリーニョにミドルシュートを決められ先制を許した。その後も守備を立て直すことができず、同33分にはFWリカルド・ロボに中央から右足でシュートを決められ2失点目を喫した。

　試合後、北九州によると与那城ジョージ監督は「立上りいい感じだったが、その後中盤を支配されシュートまでもっていけなかった」とコメント。得点が奪えなかったことを課題として指摘した。

　一方、勝利を挙げた11位栃木はこの勝利で一気に一桁順位の8位へ浮上した。最近6試合で1勝3敗2分と苦しい戦いが続いていたが、この勝利をきっかけに再浮上を目指したい。

(文　片岡涼)