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招致アンバサダー:ザッケローニ監督インタビュー

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2022年FIFAワールドカップ(TM)日本招致委員会
招致アンバサダー・ザッケローニ日本代表監督インタビュー


日本は機能的で、全てを完璧に進める国。
2022年FIFAワールドカップTMの成功は間違いない


日本代表監督
アルベルト・ザッケローニ

――日本という国の印象は・・・
「私の日本に対する知識は、主にこの国の非常に意義ある歴史に基づいたものです。組織化され、とても進んだ国で、短期間でほとんどの国ができないような成長を遂げることができたということ。非常に良い印象を持っていましたし、来日してもその印象は変わることはありません。
また『もてなす』という点について素晴らしい能力を示す国だということです。日本の方々は、到着したばかりの人間ですら、くつろいだ気分にさせてくれるのがうまいのです。彼らはどのようにもてなせばよいか、どのようにゲストを歓迎するかをわかっています。
まだ来日して時間がないので、日本の文化に接する機会は多くありません。しかし、興味はあります。とくに食事はおいしく、日本の食文化をもっと知りたいと思っています」

――日本のサッカーについては・・・
「皆さんもご存じの通り、短期間でとても大きな成長を遂げました。選手たちは向上心があり、早く成長したいと考えています。この思いが、日本代表チームと日本サッカー界に目を見張るような成長を遂げさせてきたのです。
スタジアムでは、サポーターが心からチームを応援している姿を観ることができますし、子どもや女性が来やすい、すごくいい雰囲気です。とても気に入っています」

――FIFAワールドカップについて・・・
「イタリアはサッカーの伝統がある国で、ワールドカップ開催中は、国民全体が応援します。
初めて見たのは70年のメキシコ大会。やはり伝説の「イタリアvs西ドイツ(当時)」の準決勝が忘れられません。インテル・ミラノの選手で左サイドのディフェンダー、ファッケティ選手が私のアイドルでした。
イタリアで開催された90年大会では、得点王になったスキラッチ選手の大活躍が印象に残っています。私も含めて誰も予想出来なかったものですからね・・・」

――日本が2022年ワールドカップ招致に立候補しています。
「日本は2002年FIFAワールドカップを開催した経験があります。とてもよく組織され、全ての参加者、そして試合を見に訪れた全ての人々が、とても満足したという真実があります。
ですから、(2022年大会の招致は)素晴らしい考えだと思いました。全てが非常に機能的で、全てが完璧に進んでいる場合、物事はうまくいくものだと私は考えています」

――日本は2022年ワールドカップの招致提案の中で、ワールドカップを世界中どこでもリアルに見られるよう、最先端のテクノロジーを使ったコンテンツも提案しています。
「そうですね。ピッチ上で何が起こっているのかを正確に理解するためには、高度な3D映像など、新しくて強いテクノロジーが入ってくることがサッカー界全体にとっても非常に有益だと思っています。テレビ越しや新しいかたちでサッカーを見るクオリティが、上がれば上がるほど、当然、さらに多くの人たちがワールドカップを見たがるでしょうから、大事な要素になってくるのではないかと思います。
私もこのような新しい技術を積極的に取り入れ、指導に役立ててきましたし、これからもそうしようと思っています」


プロフィール
1953年4月1日、イタリア・メルドラ(イタリア)生まれ。1983年チェゼナティコ(イタリア/セリエC2)の監督に就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせ、ベネチア(イタリア/セリエC1)やウディネーゼ(イタリア/セリエA)などを指揮。1998-99年シーズンにはACミランをセリエA王者に導き、イタリア最優秀監督も獲得。その後も、インテル・ミラノ、ユベントスで監督を経験し、2010年8月より現職。

(提供 招致委員会)

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