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[コマスポ]声援を力に!!強豪校との対決に向け上昇気流に乗れ!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第84回関東大学サッカーリーグ1部の第18節が23日、国立西が丘サッカー場で駒澤大-中央大が午後1時50分から行われる。

 前節、早稲田大に4-0と大勝した駒大。完封で勝利したことも手伝い、後期開幕から4勝2敗、リーグ順位を2位とした。首位明治大との勝ち点差が10という状況で駒大が迎える次節の相手は、後期2勝3敗1分と勝利の波に乗ることができていない中大である。

 駒大は前節の勝利で、後期リーグ始まってから危惧されていた課題を徐々にだが、払しょくしてきているように思われる。流れの中から得点が取れなかった攻撃陣は、ドリブル突破から湯澤が今季リーグ初得点を挙げるなど、「流れ」の中から2得点を挙げた。守備面ではDF亀井秀将(4年=仙台ユース)を中心にハードマークを見せ、多彩な個人技を使う早大攻撃陣を0点にシャットアウト。「戦う姿勢とか意欲があったからじゃないか、メンタルの面が一番強い」と、試合終了後に秋田浩一監督は「精神」を勝因に挙げた。

 しかし、この4得点完封勝利の陰にも、懸念材料は息をひそめていることを忘れてはならない。無失点に抑えたものの、あわや失点かという危ないシーンも確かに存在した。攻撃面でもFWがシュートシーンまでうまくボールを運べていない場面もあった。そこを相手につかれてしまうと苦しくなる。「ボールをおく位置だとか、持ち出し方とかを本人とかは分かってはいないが下手。これだけ言って駄目だから俺らの指導力もないんだろうけど。彼らはあれが今精一杯」指揮官も、試合後に苦言を呈した。

 次節の対戦相手である中大は早いパス回しからのサッカーを得意としているが、警戒しなければならないのは、層の厚い中盤の選手たちだ。来季湘南ベルマーレ入団の内定しているMF永木亮太(4年=川崎F U-18)、同様に横浜FC入団の内定しているMF佐藤謙介(4年=浦和ユース)、そして攻撃の中核を担うU-19日本代表のMF六平光成(2年=前橋育英高)の3人は要注意となる。彼らを駒大守備陣が抑えるか、打ち破られるかで、試合の流れは左右されるだろう。秋田監督も「中大もボールを回すのが上手いので、限定しながらきっちり人についてズラしながら穴を埋めてくっていうことをきっちりやらないと綻びがどっかで出ちゃう。そこのDFをきっちりやりたい」と、中大のパスサッカーを強く警戒している。

 前期のこの両校の対決は、スコアレスドローの痛み分けに終わっている。DF金正也主将(4年=神戸科学技術高)は「守備は90分集中した。亀井が戻ってきて安定した。長く経験しているので安心。上位陣はパス回しがうまいチームなので、粘っていい守備から攻撃を早くする」と、今後に控える明大や国士大などの上位校との対戦へ意気込んだ。

 次節は集中応援日でもある。駒大の特徴でもあるスタンド部員による力強い応援はさらに熱を持ち、観客たちにもその熱は伝染するだろう。赤く染まった西が丘で、声援を追い風に「強い駒大」へのさらなる昇華を見せることができるだろうか。

(文 駒大スポーツ・白瀬忠意)

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