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ハーフナーが得点ランクトップの開始44秒弾も、甲府は3連続ドローと足踏み

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[10.24 J1第27節 甲府1-1愛媛 小瀬]

 2位ヴァンフォーレ甲府愛媛FCと1-1で引き分け、3試合連続ドローとなった。11試合連続負けなしとなったが、そのうち7試合が引き分けと“足踏み状態”。特にホームでは7月25日の栃木戦(4-3)を最後に、6試合連続で勝利から遠ざかっており(5分1敗)、3位福岡にも勝ち点4差まで詰め寄られた。

 開始44秒、DF吉田豊の右クロスに走り込んだFWハーフナー・マイクがDFを背負いながらも右足で押し込む。ハーフナーの得点ランキング単独トップとなる今季16点目で早々に先制点を奪った甲府だが、そのあとが続かなかった。

 すると前半終了間際、愛媛はFW内田健太の左CKからこぼれ球をDF小原章吾が頭で押し込み、同点に追い付いた。

 後半は互いに攻め合う激しい展開となったが、両チームともに決め手を欠き、結局、勝ち越しゴールは生まれず、1-1の引き分けに終わった。

 またしても勝ち切れなかった甲府だが、今節は4位千葉も敗れたため、その勝ち点差は8に広がった。とはいえ、千葉があと7試合残しているのに対し、甲府は残り6試合。夏場以降の失速で、昇格安全圏とは言えなくなった。次節は、アウェーで千葉との直接対決。今季、敵地では福岡との開幕戦(1-3)を除けば、11勝3分。得意のアウェーで昇格争いのライバルを叩き、J1復帰へ大きく前進することができるか。注目の大一番となりそうだ。

(文 片岡涼)

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