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U-21代表、本番前最終戦で守備連係高める

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 第16回アジア競技大会(中国・光州)に出場するU-21日本代表は3日、千葉県内で直前合宿2日目の練習を行った。この日ナビスコ杯決勝でゴールを決めたMF山崎亮平(磐田)と関東大学リーグ戦に出場したGK増田卓也、DF比嘉祐介、MF山村和也(以上流通経済大)、FW富山貴光(早稲田大)の5人を除く15人が4分の1コートで5対5のミニゲームなどを行ったほか、練習の最後にはオフェンス陣とディフェンス陣とに分かれてのトレーニングも実施した。代表メンバーは3日夜に20人全員が揃う予定で、国内合宿最終日のあす4日は水戸ホーリーホックと練習試合を行う。

 10月の始動からアジア競技大会へ向けて時間の多くを割いてきたカウンターやクロスボールへの対処などの守備練習。この日の練習の最後に行われたディフェンス陣のみの練習では、DF6人にGK安藤駿介(川崎F)を加え、クロスボールをクリアした後に放り込まれてきたボールへの対処や、相手アタッカーと2対2の状況でのチャレンジアンドカバーについてなどの確認が行われた。

 CB薗田淳(川崎F)は「ミーティングで練習試合のビデオを見たとき、ラインの裏に抜ける相手に対して、止まるのか、ついていくのかの判断が結構ズレていたのが、DF面で気になった。きょうは意識してやったので、あすの試合ではしっかり修正したい」。アジア競技大会へ向けて行われたJクラブとの練習試合ではガンバ大阪戦が1-1で湘南ベルマーレ戦は4-2。短い期間のトレーニングながらコミュニケーションの部分に関しては飛躍的に向上してきているが、過去の2試合ともに失点を喫しているだけに、4日に行われる水戸ホーリーホックとの練習試合では無失点に抑え、いい形で中国に出発したい考えだ。

(取材・文 吉田太郎)
第16回アジア競技大会特設

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