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ハーフナーが初ハット!!6発快勝の甲府は次節栃木戦に勝てば昇格決定

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[11.7 J2第33節 甲府6-0北九州 小瀬]

 2位ヴァンフォーレ甲府はFWハーフナー・マイクのハットトリックなどで最下位ギラヴァンツ北九州に6-0で大勝し、4シーズンぶりのJ1復帰に王手をかけた。次節14日の栃木戦に勝てば自力での昇格が決定。引き分け以下の場合も、他会場の結果次第で昇格が決まる可能性がある。

 7月25日の栃木戦(4-3)を最後に6試合連続で勝利から遠ざかっていたホームでの圧勝劇。大量6得点の口火を切ったのは、前節の千葉戦(2-1)で2得点したパウリーニョだった。前半16分、PA手前でボールを受けると、振り向きざまに左足を振り抜き、先制点。同34分には6試合ぶりの先発となったMF養父雄仁がDF4枚を前に強引に持ち込み、左足で強烈なシュートを叩き込む。さらに同37分、39分と立て続けにハーフナーが連続ゴールを奪い、4-0で前半を折り返した。

 後半に入っても甲府の勢いは止まらない。後半6分、FW柏好文の右クロスにハーフナーが頭で合わせ、自身初のハットトリックを達成。これで今季通算19得点とし、15得点で得点ランク2位のFW津田知宏(徳島)を突き放した。同25分にはハーフナーとのワンツーから養父が押し込み、ゴールラッシュを締めくくった。

 試合後、内田一夫監督は「ホームでなかなか勝ち点を取れなかったので良かった」と笑顔を見せる一方、「気を緩めずに次の1試合、また次の1試合としっかり戦っていきたい」と表情を引き締めていた。

 次節の栃木戦に勝てば、無条件で3位以内が確定する。引き分けた場合も、千葉が引き分け以下で昇格決定。仮に敗れても、千葉と横浜FCがともに引き分け以下に終われば、やはり昇格が決まる。歓喜の瞬間は、すぐそこだ。

(文 片岡涼)

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