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[アジア大会]U-21日本、2連勝で決勝T進出!!永井2戦連続の1G1A!!

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[11.10 アジア大会GL第2戦 U-21マレーシア代表 0-2 U-21日本代表 広州]

 ニッポン、連勝で“第一関門”クリア! 第16回アジア競技大会のグループリーグ第2戦が10日、行われた。グループAのU-21日本代表はU-21マレーシア代表と対戦し、FW永井謙佑(福岡大)が2試合連続となる1ゴール1アシストの活躍などで2-0勝利。中国戦(3-0)に続く無失点で連勝しグループ2位以内が確定、決勝トーナメント進出が決まった。

 日本は初戦の中国戦で右SBを務めたDF鎌田翔雅(千葉)に代わって、DF比嘉祐介(流通経済大)が抜擢された。比嘉は左SBに入り、初戦は左SBだったDF實藤友紀(高知大)が右SBへ回った。

 システムは変わらず4-5-1でGKは安藤駿介(川崎F)、DFラインは右から實藤、鈴木大輔(新潟)、薗田淳(川崎F)、比嘉。ダブルボランチは山村和也(流通経済大)と山口螢(C大阪)、2列目は右に水沼宏太(栃木)、左に山崎亮平(磐田)、トップ下に東慶悟(大分)が入った。1トップは永井が務めた。

 立ち上がりから日本が積極的にシュートを狙っていく。前半16分、水沼の右クロスを受けた永井がPA内右からミドルシュートを狙ったが、これはわずかにバー上へ外れた。その2分後には、東の右クロスに山崎がヘディングシュート。立て続けに相手ゴールに襲い掛かった。

 待望の先制点が生まれたのは前半26分、やはり決めたのはエース・永井だった。山崎のパスから左サイドを仕掛けた東がシュート。惜しくもGKに弾かれ、すぐさまDFにクリアされたが、これが小さかった。永井はこれを見逃さずに拾い右足を一閃。中国戦に続く2試合連続ゴールで待望の先制点を奪った。
 
 前半終了間際には、右クロスに飛び込んだFWラムランに強烈なヘディングシュートを打たれるが、これは安藤が瞬時に反応し好セーブ。1-0のまま前半を折り返した。

 後半も日本は果敢に攻めに行く。後半10分には永井が左サイドをドリブルで駆け上がり、強烈なシュートを放つが惜しくもサイドネットだった。それでも山崎らが絡んだ左サイドから立て続けにチャンスを演出する。

 そんな中、日本に待望の追加点が生まれた。後半19分、山崎のスルーパスを受けた永井がPA内左、ゴールライン際から右足のアウトサイドにかけた絶妙なループパス。これを豪快に山口がダイビングヘッドで押し込み、追加点を決めた。その後も連動性の高いサッカーで相手を押し込む日本は、水沼が前線へ効果的なクロスを供給し、チャンスを作った。

 同33分には水沼に代えてMF大塚翔平(G大阪)を、永井に代えてFW工藤壮人(柏)をピッチへ送る。しかし、引いて守るマレーシアを崩すことはできない。終了間際の同41分には山崎に代えて、こちらも今大会初出場のMF黒木聖仁(C大阪)を投入した。

 しかし、結局は追加点は生まれず。2-0のまま試合終了のホイッスルを迎えた。日本は中国戦に続く2連勝でグループリーグ2位以上が確定。決勝トーナメント進出を果たした。

 2戦連続での完封勝利となったが、完全に引いて守るマレーシアを崩すことができず、得点力に課題を残した。立て続け入ってきた交代選手も持ち味を発揮できずに終わってしまった。グループリーグ最終戦となる次戦は13日に行われ、キルギス代表と対戦する。

[写真]2点目を決めて笑顔をみせる山口

(文 片岡涼)

第16回アジア競技大会特設

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