98年W杯以来、予選突破を果たしての大舞台から遠ざかっているコロンビア。01年に地元で開催されたコパ・アメリカでは見事に優勝を収めたものの、90年代に登場したカルロス・バルデラマ、ファウスティーノ・アスプリージャ、フレディ・リンコン、レネ・イギータといった名手に代わる人材が台頭せず、近年は低迷している。

　そんな中、注目されるのは5月に就任したエルナン・ダリオ・ゴメス監督。90、94年にはコーチとして、98年では監督として母国コロンビアのW杯に参加。同国の黄金期を支えた。また、02年W杯予選ではエクアドルを史上初のW杯出場に導くなど、南米屈指の名将として知られている。CBイバン・コルドバ(インテル)、FWラダメル・ファルカオ(ポルト)といった攻守に軸となるタレントもおり、ゴメス監督がどのようなチームを再建するか注目される。

　なお、日本とコロンビアは過去2度の対戦経験があり、コロンビアの1勝1分となっている。日本は03年に行われたコンフェデレーションズ杯グループリーグでコロンビアに敗退へ追いこまれており、今大会では当時の雪辱を果たしたいところだ。

[写真]10月の親善試合でアメリカ戦に臨むコロンビア代表

(文　宝田雅樹)

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